さてさて、何ともかんとも 2 | 進展の消化試合

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つれづれなるままに、一人日暮らし、スマホに心もとなく向かいて、記憶にうかぶ、アホな失敗話しなどを、記したるブログなりけり。

コロナ禍の中、兄の墓参りに行く行かないで、ちょっと兄嫁ともめているのは、以前に書いた通りです。

 

5月が命日なので、兄の子ども達や孫がお参りをするので来ないかと兄嫁に誘われたのですが、

コロナ第4波の流行の中、90歳の父を連れて行けないので、お断りしました。

そうしたら、

お父様もお歳もお歳ですから、失礼ながら、ひ孫と会える時に逢った方がいいのではないですか?

とメールをもらいました。

これには、さすがに、ちょっとムッとしましたが、

 

父のワクチン接種が済んだぐらいの7月のお盆に行かせてもらいます。

 

と、お伝えしました。(東京では、帰省する人も多いことから7月にお盆をするとか)

けど、去年に続いて、命日に行かなかったのが気に障ったのか、連絡が途絶えていました。

このコロナというのは、人間関係を断ち切ったり、ややこしくするものだと、本当に恨めしいものです。

 

父の2回のワクチン接種も済み、私も1回目をしたので、

兄の墓参りに行くことにしました。

実は、兄は婿養子になったので兄嫁の家の墓に納骨されています。

納骨する時は、父も母も高齢で、法要から移動、納骨は疲れるというので行かなかったのです。

母は墓参りを果たすことなく亡くなりましたから、父も一度は行きたいと言っていたのです。

だから、兄嫁の子どもさん達と合わせて、お盆にお参りと思ったのです。

けど、

いつ行くか決めていない。雨がふっていない時があったら行くので、一緒にというのは無理

との返事なので諦めました。

で、梅雨明けして、夏休みに入る直前の19日

人出がまだ少ないでしょうから、途中ノンストップで、車でいくことにしました。

 

お墓は八王子にあるのですが、私も納骨の時に行っただけなので、

墓苑と、その区画を改めて、兄嫁に聞きました。

そうしたら、植樹がだいぶ伸びていたので剪定してもらえたら有難いとのことでした。

 

父にそのことを言ったら、のこぎりを用意するので。

チーン??何をするのかと聞いたら、

 

切り倒したらいいのだろう?

 

いやいや、剪定だよ、切り倒したらエライ騒ぎだ!

 

そうなのか?

 

という騒ぎで、剪定ハサミや、箒、塵取り ビニール袋を用意して出かけました。

今は、圏央道があるから便利です。

霊園を探し当てたのはいいのですが、肝心のものを忘れていました。

お線香、マッチ、お花。

これがなかったら、単なる植木屋の親子になってしまいますので、

近くで、高かったのですが、店で購入しました。

 

納骨が8年前ですから、どういう墓であったかも覚えていなかったこともあり、

苦労して、ようやく兄の名前が墓碑にある墓を発見しました。

 

確かに植樹が伸びまくっていました。

けど、樹が左右に3本ずつ、6本もあるのですよね。

霊園は丘の上なので、まだ、風が吹くのでマシですが、快晴の夏空の下の作業は辛かった。

二人でチョキチョキしました。

父は切るの好きなのですが、枝や葉を掃除するのは面倒くさいみたいで、

私が掃除を主にします。

ところが、

父は、私が箒で掃いた所の木をまた切るのですよね。

 

そこはもういいよ!

 

と、あーでもない、こーでもないで作業をしました。

時々、父には、日陰で休んでもらいながら、小一時間しました。

お墓の前の方は、こんな感じになりました。

 

 

隣のお墓から見たところです。

左側にあるビニール袋が枝葉などを入れたものです。

 

 

だいたい剪定が終わり、

お墓の後ろで、枝や葉を集めていたら、

せっかちな父は墓に水をかけ始め、

私にまでがけます。

 

俺にまで水をかけて、どうするんだ!

 

すっかりヘロヘロ、よれよれになって、

何とか、お線香をあげて、ミッション終了!

それにしても、植樹がある立派な墓は、たいへんだなぁと痛感。

 

車まで戻りながら父が、つくづくと言います。

 

ダメだなぁ。暑いからと思って帽子を持ってきたはずなんだけど、忘れてきたみたいで。

暑かった!

 

滝汗 ごめん。

   おやじの帽子の上に、俺のカバンを置いてしまった。

   自分が帽子を被らないもので、気が付かなんだ。

 

ニヤリ なんだ、おめえの しわざ かい!

 


 ま、いろいろありましたが、父を兄の墓に連れて行くことができました。

剪定は大変でしたが、ものは考えようですね。

単に墓参りだけだったら、

自分の子どもの墓参りに、はるばると来て、手を合わせる父は、しみじみと、いろいろなことを考えてしまいますからね。

その余裕がなかったのは良かったかも。