暑くなってきたからこそ、胃腸の弱りに気をつけて | 天明堂薬局ブログ

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今日のお話は五臓の中の「脾」に関するものです。

 

脾ってなんでしょう?

簡単にイメージするなら「体の消化器系の中心」とでも言いましょうか。

 

僕らは食べたもののカロリーと栄養で健康的で活動的な毎日を送ります。

食べたもの消化しエネルギーや栄養に変換するのが「脾」というわけです。

 

つまり、「脾が弱る→食べ物からエネルギーや栄養が作れない→疲れやすく、肌や髪の具合が良くない」

という流れになります。

 

毎日を健康にそして若々しく生活するためには脾の働きがとても重要だということです。

 

しかし、現代人は脾を酷使しがちです。

脾は冷やされること、過剰な水分を取ることを嫌がります。

 

もしあなたの舌に苔がべったりと生えていたらそれは「過剰な水分」の表れかもしれません。

 

暑くなると冷たい飲食や夏野菜が蔓延し、「冷たくて噛まなくてもよくて甘い物」がテレビで「流行」と放送されるなど、

脾を悪くする傾向が多いです。

 

夏を元気に明るく過ごすためにもお腹を冷やさないように気をつけましょう。

 

もしも、冷たい物を飲食してしまう場合は必ず食後に「温かいお茶を飲むこと」!

これだけでもきっと脾は喜んでくれますよ。

 

脾を元気にしてまさに「ひ(脾)弱」にならないように気を付けてくださいね!