叔母は病院ではかたい表情だったが、車に乗って、車の人にも親切に膝掛けなどをかけてもらい、表情が和らいだ。
🧓🏻「また、あなたに迷惑をかけてしまって、ごめんなさいね」
👩🏻「大丈夫よ。大変だったわね。どう、体調は?」
運転手さんも
👨✈️「寒くありませんか?」
と気遣ってくれた。
🧓🏻「ありがとう。だいぶ暖かくなりました」
👨✈️「じゃあ、ゆっくり行きますからね。発車します」
車は静かにスタートした。
私は車の中で、これから以前入院していた地元小さな病院に転院すること、そこで自宅に戻る方向でリハビリすることを叔母に伝えた。
👩🏻「リハビリ頑張ってね。おばちゃんの部屋は時々私が行って確認してるから安心してね」
そして
👩🏻「それから、先生や看護師さんに質問されたら、ちゃんと答えないと、話しが理解できないと思われちゃうから、答えられることはちゃんと答えてね。
リハビリ頑張れば自宅にもどれるから、頑張ってね。
面会禁止されてるけど、またお手紙書くからね」
と話した。
前の病院で、何があったのか最初だんまりを決め込んでいた叔母を、話しもできない認知症患者と決めつけられて、誤解を解くのが大変だった。
とにかくそんな誤解をされないよう、叔母にあらかじめ、しっかり言っておかなければと思ったから。
叔母はうん、うんと頷いて聞いてくれた。
地元小さな病院も以前診てくれていた先生はいなくなっている😞
前に叔母と仲良くなったリハビリの人たちもいるかどうかわからない。
看護師さんの中には叔母を嫌ってる人もいる。
おまけに、なんだかんだ言って、ひどいめにあった地元中央総合病院の系列の病院だ。
大丈夫かなぁ😞
ひどいめにあった地元中央総合病院を脱出(笑)することばかり考えていたけど、脱出したらしたで、これからのことが急に不安になった。
コロナの関係で、病院の面会はまだ制限されているから、入院したら叔母の様子はなかなかわからないから、よけいに心配になってしまう😞
ただ一つの救いは、
相談員の温田さんがまだいてくれているということ
今回だって、温田さんのおかげで転院できたんだもの。
まだ、あれからお会いしてないけど、温田さんの優しい笑顔が思い出されて、少し私の緊張も和らぐ感じがした。
👨✈️「もう着きますよ」
前方に病院の建物が見えてきた。
(つづく)