迷いと葛藤 | てんてこまいの介護日記

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母の介護に加え、一人暮らしの叔母の介護も加わり、てんてこまいの介護日記です。

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母が食欲もなくなり、水分もとりにくくなってきました。

でも、苦しそうとかそういう様子はありません。

今度こそ老衰なのではないかと、家族で順番に面会していくことになりました。

続きです。

前回の話はこちら⬇️



面会して家に帰って、息子くんにも母の様子を報告して、明日、面会に行く番だからと伝えた。


👦🏻「わかった」

息子くんも神妙な顔で頷いた。


あと離れて暮らす長女にも連絡して、息子くんの翌日に面会できるように打ち合わせる。


あの様子だと、今度こそ2週間もつかどうか. . .

普通の点滴もできないから、水分がこのまま舐める程度しかとれないと厳しい😞

脱水がこわい。


内心、腕から点滴をする手立てをうったら. . .とも思ってしまうが、それには病院にまた連れて行かなくてはならない(今の特養では点滴もできないから)


苦しんでいるならともかく、そうでないから、もし病院に連れて行くとなれば、特養を退所しなくてはならない可能性が高い。


今の母の体力では通院は厳しいだろうし、コロナの感染リスクもあるだろうから、入院になる可能性もあるだろう。

次に入院の場合はいったん退所する約束になっている。


入院になれば、また面会はできなくなる😞


それなら、こうして毎日面会させてもらえる特養の方が母にとっても私にとっても、いいに決まってる。

それに慣れ親しんでいる所で、スタッフの皆さんも声かけしてくれるから、母も私も安心できる。


面会できない入院で少し命を繋げても、それは母が望むことではないと思う。

それは、確かなことなんだけど. . .


それでも心は揺れる😞


難しいよね. . .


苦しんでいないし、話しもできる母なら、もう少しそばにいたい。

今まで離れていた分、よけいにそう思ってしまう。

それは私のわがままなのかもしれない。


もう、頑張らなくてもいいんだよって言ってあげることが母にとって良いことなのかな。


前の回復病院の院長先生の、「自然に食べなくなり、水分も抜けていくことで、枯れていくというか、苦しまない大往生になる。無理な点滴は本人を苦しませることになる。」という言葉を思い出していた。


この間、救急搬送された時のように脱水で苦しそうならともかく、今の母は穏やかだ。

自然に任せることが一番なんだろうけど. . . 。


母は、以前から、はっきりと延命は望まないと言っていた。


それでも、人ひとりの命だもの。

単純には割り切れない。


これでいいのかと迷いと葛藤が心の中を渦巻いている。






気持ちは塞がるが、子どもたちも励ましてくれるので、落ち込んでばかりもいられない。


みんなでこれからの対策(?)をたてたり、明日の準備をしたりしていたら、すっかり夜中を過ぎてしまった。


今日は早く休もうと思っていたのに、子どもたちも含めて、夜中すぎまで話したりしていた。


布団に入ったのは2時をまわっていただろうか。

昼間の疲れもあって、いつの間にか眠ってしまった。



するとドアをノックする音がして、息子ちゃんが


👦🏻「電話が鳴ってるみたいだけど. . . 」


え?!ハッびっくり


つ、ついに、


き、危篤の電話か?!


(つづく)



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