お花見させてあげたかったなぁ | てんてこまいの介護日記

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母の介護に加え、一人暮らしの叔母の介護も加わり、てんてこまいの介護日記です。

ご訪問ありがとうございます照れ

看取り退院で特養にもどった母でしたが、2週間持つかどうかと言われていた2週間を乗り切ることができてホッとしました。
でも、元気になるとコロナ禍なので面会は減らされてしまいます。
複雑な気持ちにもなる私でした。
続きです。
前回の話はこちら⬇️


2週間が過ぎて、面会は居室ではなく、一階の面談室で一日置きとなった。


面会のない日は電話で母の様子を聞く形に。


そして、面会の時、以前は食べ物以外の差し入れも持って行く日もあったが、必ず食べ物を持って行くようにした。

というのも、ある日、母は面談室に入ると


👵🏻「今日はどんな美味しい物を持ってきてくれたの?照れ


といきなり、おどけた感じで聞いてきた。


その日は新聞しか持ってなくて

👩🏻「ごめんね、今日は食べ物はないんだ」

と言うと


👵🏻「冗談よてへぺろ


と笑っていたけれど、これは食欲がでてきたのかもしれないと嬉しく思った。

ちょっと前までは、何か食べたい物があるか聞いても、首をふるばかりだったから。


そこで、この機に母にたべてもらいたい、喜んでもらいたいと、子どもたちと一緒にあれこれ考えた😊


そして、ある日、甘い物ばかりでも飽きてしまうと思い、デパートで見るからに美味しそうな茶碗蒸しを娘ちゃんが見つけて持って行くことにした。


母も受け取って嬉しそうにしていたのだけれど. . .

母に持たせたのがまずかった😣💦


母が車椅子で居室に戻る時、車椅子を押してくれたスタッフと見ぶり手ぶりでおしゃべりした為、持っていた茶碗蒸しの袋も振り回してしまい、食べる時にはグチャグチャになってしまったらしい😅


その茶碗蒸しを見て


👵🏻「何だかグチャグチャで不味そうね〜(おいおい😅)」


と言って、あまり食べられなかったようだ。


🧑🏻「風子さんは食事の見た目も大切なので😅」


と栄養士さんも笑って言って、それからは面会で手渡ししても、


ニコニコ「お部屋まで私がお持ちしましょう」


とスタッフが差し入れを持って行くようになった。


今回の抹茶パフェ風のプリンは完食だったとか、気に入って食べたという報告を聞くと私もとても嬉しく思った。

母の食べ具合に一喜一憂する日々だった。



3月、外は桜の季節🌸

写真で桜の花を見せると、


👵🏻「お花見弁当を持ってお花見に行きたいわね〜」


と母が言った。


コロナ禍で、お花見もまだ自粛ムードだったけれど、母の車椅子を押してお花見ができたらなぁ、満開の桜を見せてあげたいなぁと思った。


(⬆️こんな風に一緒に過ごせたら良かったんだけど)


せめてお花見弁当だけでも持ってきてあげたら、気分だけでもお花見が味わえるのに。

目で見ても綺麗で、楽しいお花見弁当を広げたら、きっと、母もお箸が進むと思う。


でも、今は入れ歯もまだできてないし、普通の食事がとれるわけではないから、お花見弁当を差し入れるわけにはいかない。


なんだかとってももどかしい😞


(つづく)


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