がっかりして帰宅した次の日、大学病院の先生から電話がかかってきた。
母の嚥下機能についてみんなで診たが、問題がなかったのでゼリーから食事を再開させたということだった。
回復期病院について聞かれたので、昨日の回復期病院の話をした。
なかなか入れない場合は他を検討してもらわなければならないからと言われたが、一応、渋々ながらも昨日の病院に大学病院からも連絡してくれると言ってくれた。
母の嚥下機能に問題がないとわかって良かった!
ただ、食が細い母がすんなりゼリーを食べてくれるか不安に思った。
案の定、2日後、看護師さんから食が進まない旨、報告があった。
好みのゼリー味があるかも聞かれた。
もともとゼリー自体があまり好きではなく、昔から食べていないから、ここで急に進んで食べることは難しいとは思っていたが. . 。
その後、手紙やカーディガンの替えなどを持って病院に行くと、明るい感じの看護師さんが荷物を受け取りに来てくれて様子を聞くことができた。
やはりゼリー食がなかなか進まないという。
その看護師さんが、果物だと何が好き?と母に聞いたら、りんご🍎と答えたという。
病院で出しているゼリーにりんご味はないが、りんごジュースにトロミをつけてあげたらどうかと看護師さんから提案された。
この際、可能性のあることはできるだけ試したい!
私は、そのまま病院内の売店で、急いで100パーセントのりんごジュースを見つけてきて看護師さんに渡した。
🧑🏻⚕️「いろいろ試してお口に合うもの、食べられそうなものから召し上がって頂いて、元気になってもらいましょうね」
看護師さんもお忙しいのに、自分たちには遠慮しないで、何か心配ごとがあったらいつでも聞いて下さいね、とまで言ってくれて、本当にありがたく思った。
病院にもよるだろうけれど、この大学病院だと、看護師さんもチームを組んで勉強し、プライドをもって働いている人も多く、家族への対応もきちんとしている人が多いように思った。
患者についてもちゃんと把握してくれている。
寝かせっぱなしはよくないからと、母も今では日中は車椅子で過ごさせているようだ。
それでも眠ってしまって、昼夜逆転になっても困るので、ナースステーションに座らせて、なるべく刺激を与えるようにしてくれているようだ。
大学病院は研修医もいるから、人の出入りも多く、母にとっても良かったと思う。
好奇心旺盛の母のことだから、研修医の先生や看護師さんのやりとりをキョロキョロと興味深く眺めていたに違いない。
12月も下旬になり慌ただしくなっていた。
そんなある日、いつものように届け物で病院に行くと、主治医ではない先生から電話が入り、病院に来ているなら話しがあるので、待っていてほしいと言われて、一階のソファで待つことになった。
そして、そこに現れた先生から、思いもよらない話を聞くことになる
長くなったので続きます🙇♀️