病院へ行く予定だった前夜、母の容態が悪くなり、救急車を呼ぶことになりました。
でもコロナ禍で救急車がなかなか来ません。続きです。前回の話はこちら⬇️
ヤキモキしていると救急車がやっと来たと連絡が入った。
救急車にはユニットのスタッフではなく、別の階の夜勤シフトだったスタッフが付き添ってくれるとのこと。
そのスタッフから電話で、救急隊の人に聞かれたということで、延命についての確認があった。
優しい語り口の人で、動転気味の私に気を使いながら、
👱🏻♂️「入所時に提出して頂いた書類では、延命の人工呼吸器、胃ろうなど行わないとなっていますが、変わりはありませんか」
👩🏻「はい」
👱🏻♂️「他は...?」
え?他って何があったっけ?頭真っ白になって
👩🏻「えっと...他と言いますと?」
👱🏻♂️「あ、ちょっと救急隊の方に呼ばれたので、また..」
えっと、えっと..他って何?何がある?!
😵💫
パニックしているうちに、また電話がかかってきた
👱🏻♂️「受け入れ病院がなかなか見つからないとのことです。もうしばらくお待ち下さい。救急隊員の方も今、一生懸命探して下さっていますので、あ、また呼ばれましたので」
救急車はまだ止まったままなんだ。
もう最初の電話があってから、ゆうに1時間以上たっている
でも、さっき話しもできてたということだし、
とにかく一刻も早く搬送先が見つかりますように🙏💦
また、電話がかかってきた!
見つかったのか?!
👱🏻♂️「搬送先が見つかりません。
風子さん、酸素が下がってしまって. .
救急隊の方がこのまま搬送先が見つからないと、危険な状態だということで. . .」
なんだって〜😱
スタッフの話す後ろで、ピーピーと何か機械音が響いていて、よけいに緊迫感を増して感じてしまう
私の電話の応対のただならぬ気配に娘も身支度を始めた。
もう、座ってなんていられない。
私は立ち上がって
👩🏻「そ、それは、もうダメだってことですか?!」
何だか私の声も裏返って、子どもたちもハッとして私のそばに来た。
👱🏻♂️「いえ、あの、何とも. . .
でも、救急隊の方が今、一生懸命、搬送先も探してくれていますし、風子さんにも対応してくれていますから!
あ、延命処置は...もしもの時の心臓マッサージは?と聞かれてます」
あんなに元気だったのにー😱
もっと頑張るって張り切ってたんじゃなかったのー?!
ちょっと待って!!
さっきまで話せてたんでしょ
まだ、心の準備が
母はしっかりしていた時から、無駄な延命はしないとキッパリ言っていた
でも
でも
でも
「もしもの時の心臓マッサージします!
何とか何とか助けて下さい!!」
ごめんなさい!!ママ!
でも、このまま会えずにさよならは耐えられない。
もうちょっと、もうちょっと、私たちが駆けつけるまで頑張って!!!!
(つづく)