叔母の退院に向けていろいろなことが動き出しました。私も、母の方が少し落ち着いているので、この間に少し叔母の方にシフトして頑張っています。
前回の話はこちら⬇️
叔母の退院に向けて準備は進められていた。
デイサービスは最初は週一回で様子を見て、それから週2回にすることにということで老健との話がまとまった。
今の病院との系列なので、リハビリスタッフも1人は病院と共通の人もいるという。それも叔母にとっては、顔馴染みがいて安心なのではということだった。
お弁当は、叔母が夜だけでいいというのを、ケアマネさんが最初だけお昼と夜の2食でと説得してくれたらしい。
一番小さなお弁当を叔母が選んだという報告とパンフレットと料金表が私にも送られてきた。
叔母の入院は真冬だったが、もう季節は春を過ぎていた。しかも今年は暑さが早い。
この間の自宅訪問の時は風が強く、まだ肌寒かったのに、叔母はコートを着ていなかった。
「春なのに冬のコートなんて恥ずかしくて着られない」
と言って、みんなが着せてこようとしたらガンとして着なかったそうだ😞
認知症になると服の季節感がなくなることが多いのに、そのへんはまだしっかりしているようだ😅
退院時の服を考えなければならない。
でも、山のように服があるはずなのに、叔母の春、夏の服が見つからない。
仕方がない臨時で半袖の服を買うことにした。
服を買って、部屋の風通しをして、退院時の服を先に預けておこうと病院へ行った。
病棟では若いリハビリのスタッフに囲まれて何やら話している叔母の姿があった。
もちろん私は中に入れないから入り口から叔母に気づかれないようにソッと見てたのだけれど😅
和やかに談笑していて、みんなと一緒に車椅子で移動して行った。
叔母の表情はイキイキとしていて楽しそうに見えた。
あんな叔母を見るのは初めてだ
どうも叔母が、私に迷惑をかけないように自分の靴下や肌着などを手洗いしたいと言ったようで、それならコインランドリーがあるという話しになったようだ。
病院にコインランドリーのコーナーがあり、看護師さんとリハビリの人たちが叔母をコインランドリーのコーナーに連れて行ってやり方を教えて洗濯を手伝ってくれたらしい。
なぜわかったかというと、その後、リハビリの人の中に一緒にいた若い看護師さんに年長の看護師さんが
「それは業務外だから」
と注意していて、
彼女が
「1人暮らしで困っているのだから少しくらい手助けしてあげてもいいじゃないですか」
と言っている場面に遭遇したからだ。
彼女の若いまっすぐな眼差しを私はまぶしく思ったし、心から感謝した。
でも、多くの患者さんがいて、コロナ禍で忙しさをさらに増している医療現場で、年長の看護師さんの注意もわからなくもない。
難しいよね😞
でも、
洗濯だけでなく、
なかなか笑顔も見せなくて頑なだった叔母の気持ちをほぐしてくれて、ありがとう!
そして、私の気持ちもとてもあたたかくなったよ
お仕事大変だろうけど、
新人さん、その優しい気持ちを無くさずにベテラン看護師さんに成長していってくれたら嬉しいなぁ😊
(つづく)