言語リハビリ? | てんてこまいの介護日記

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母の介護に加え、一人暮らしの叔母の介護も加わり、てんてこまいの介護日記です。

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連日、暑いですねー🥵 皆さん、無理しすぎないように気をつけましょうね。


母の転院した病院での続きです。前回の話はこちら⬇️



翌日は息子もお見舞いに行きたいということで、一緒に行く。

その日、母は言語のリハビリに行っているということで、リハビリ室のある階に見学に行った。


母は運動器具のあるリハビリ室の端のテーブル席で担当者と向かい合って座っていた。


担当者が私たちを呼んで、椅子をすすめてくれながら、


「どなたかいらっしゃいましたよ。誰かわかりますか?教えて下さい」

と母に語りかけた。


すると母は私たちを見て、ちょっと考えて、


「きょうだい達」


と言ったので、びっくり‼️びっくり



その後も読んだり書いたりする様子も見たが母はほとんど出来ない。


本人はキョトンとしている。


明らかに様子がおかしい。


そして、私は母がメガネもかけていないし、入れ歯もしていないことに気がついた。


よく見えていないのではないか?

口がフガフガしていて、発語の診断や練習をこの状態で行っていいのか?


と疑問に思った🤔



私は、いろいろなことが衰えて何もできなくなっていると説明する担当者に、その疑問をぶつけてみた。


担当者は驚いて


「普段はメガネを使用しているのですか?!」


そして口を開けるように母に言って


「入れ歯入っていませんね」

とまた驚いた (母はほぼ総入れ歯と言ってもいいのに)


そんなことある〜?!

私の方が驚きだびっくり 


そして担当者は母に

「もしかして、見えてなかったの?」

と聞くと母は頷いた。

母はそういう検査(視力も含めて調べる)だと思ったという。


担当者は困ったような顔をして、書類なような物を見返したり、確認したりして、


「何も書いてなくて...」

とつぶやいてから


「申し訳ありませんでした。」と母と私たちにあやまり、そして母に


「今度はメガネと入れ歯をいれて、またやりましょうね。」


と声をかけた。母は素直に


「はい、お願いします」


と答えた。


担当者は、母が片方の目をほぼ失明していることも、左空間が認識できなくなっていることも何も知らなかった。


「それで片側がわからなかったのか...」

と。


それって、最初にわかった上で、リハビリするんじゃないの?!


私の方が頭が混乱する😵‍💫


母は、何となく顔色も悪く、髪もボサボサで、元気がなかった。大好きな孫を見てもボーッとしている。


リハビリ室を後にすると、息子は、母の変わり果てた姿に呆然としてしまっていた。

おばあちゃんっ子だったから、自分のことがわからなかったのもショックだったのだろう。少し涙ぐんでいた。


「言語リハビリで話したり、読み書きもするのに、入れ歯もメガネもしてなくてするなんて、どういうことだろう...」


と少し憤った様子も見せた。


私も同感だった。



何だか、この病院に来てから、おかしなことばかりと感じるのは気のせいだろうか...


帰りは2人とも重い足取りだった😞

(つづく)