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介護認定を受けるため、調査員の人を呼ぶまでに何とかこぎつけました。続きです。
前回の話は⬇️
介護認定調査員さんは、叔母と一緒にベットに腰掛けて、年齢や季節、体の動きなど、母もやった調査をした後、ベット脇の足元の敷物が湿っているのではないかと気になったようで(叔母の失禁を疑ったようだ)、それから、お風呂に入っているか、着替えは?洗濯は?靴下ぬいでみて(靴下も脱がせるのか?!)
叔母「ちゃんとしています」
調査員「誰がしているの?」
叔母「誰がって、1人暮らしなんだから自 分でしてるに決まっているでしょ」
途中から叔母も少しムッとした様子になるが、調査員さんは容赦がない。
調査員「ちゃんとごはん食べてるの?!
冷蔵庫見せて!」
叔母 「食べてますよ。どうして冷蔵庫を 見せなきゃならないの?!」
調査員「見せられない理由があるの?!」
叔母 「そんなことないけど...」
私の方が、え?冷蔵庫まで見るの?!とビックリ 母の時はそんなことなかったから。
調査員さんは冷蔵庫の中も賞味期限が過ぎてるんじゃないか、いつ買ったのか?と、くまなくチェック。
叔母がだんだん可哀想になり、なるべく口をはさまないようにしていた私だったが
「叔母は食事にもこだわりがあって、野菜は無農薬の物を取り寄せているし、魚も魚屋さんにわざわざ注文して買いに行ってるし、ちゃんと食べてると思いますよ。
部屋はこんなですが、ヨガに行ったり、服もオシャレにしていますし、生活は私なんかよりよっぽど豊かに暮らしていると思います」
と話した。
冷凍庫には、魚が小分けにラップされ日付と種類が書かれている。
よく見ればベットカバーもイブサンローランだし、洗面所に無造作にかけているタオルもブランドものだ。
相談員さんも改めて部屋を見渡して、少し考えてから
「そうですね、もともとはきちんと暮らし てきた方なのね。
きっと認知症と足腰の痛みでこうなって しまったのね。
とにかく早急に介護ヘルパーの手が入っ た方がいいと思います。これでは1人暮 らしはとうてい無理ですから。」
調査員さんは、介護認定は手続き上、サービス開始に時間がかかってしまうが、叔母の生活が心配だから、安心センターに連絡して、サービスを前倒しで受けられる制度を利用して1日も早く介護サービスを受けるようにと助言してくれた。
その時、調査員の自分〇〇(調査員さんの名前)から言われたと言えばスムーズだからとまで言ってくれた。
厳しめな対応だったが、そんなことをわざわざ教えてくれるのだから、悪い人ではないのだろう。
調査員さんは汗をふきふき帰って行った。.
叔母はいろいろショックだったのだろう。ガックリとうなだれて、ベットに座り込んでいた。
プライドの高い叔母がよく我慢したと思う。
そして、私は、部屋が散らかっていると、認知症や生活保護を疑われるのだなぁと。
家に帰ってから、あわてて自分の家も片付けたのでした😅
(つづく)