またまた前回からだいぶ間が開いてしまってすみません💦
引き続き、御本殿から奥の院まで
約2.30分の道のりを進みます
~ウィキペディアより画像お借りしました~
祐徳稲荷神社を創建された、鹿島藩主鍋島直朝公夫人・萬子媛をお祀りしています。
萬子媛は、左大臣:花山院定好公を父、関白:鷹司伸尚公の娘を母として、1625年に誕生しました。 2歳で母方の祖母である後陽成天皇の第三皇女・清子内親王の養女となったことにより、天皇の曾孫でもありました。
寛文2年、37歳で直朝公にお輿入れの折、父君の花山院定好公より、屋敷内の朝廷の勅願所であった伏見稲荷から勧請された稲荷大神の神霊を、神鏡に奉遷して萬子媛に授けられ 「身を以って この神霊に仕へ 宝祚(皇位)の無窮と 邦家(国家)の安泰をお祈りするように」 と諭されました。
萬子媛は、内助の功良く直朝公を助け、二人のお子様をもうけられましたが、1人は10歳で、もう一人は21歳で、不幸にしてお二人共早世されたのを機に、貞享4年62歳の時此の地に黄檗宗の尼寺・祐徳院(祐徳稲荷神社の前身)を創立し、自ら神仏に仕えられました。
齢80歳になられた宝永2年、 石壁山山腹のこの場所に巌を穿ち寿蔵を築かせ、 同年四月工事が完成するやここに安座して、断食の行を積みつつ邦家の安泰を祈願して入定(命を全うすること)されました。 萬子媛ご入定の後も、 その徳を慕って参拝する人が絶えなかったと云われております。 諡を祐徳院殿瑞顔実麟大姉と申しましたが、 明治4年神仏分離令に添ってご神号を萬媛命と称されました。
~神社公式ホームページより一部抜粋~
お賽銭箱の中に
アオスジアゲハの羽が
美しく光って見えました
石壁社の鳥居の後ろ側に「鶴」
更に進みます
奥にお社が見えます
命婦社
とっても優しいお顔の狛狐さん
なんだかホッとします
命婦社
稲荷大神の神令使(お使い)である白狐の霊を、お祀りしている御社である。
光格天皇天明8年(1788)京都御所が火災となり、その火が花山院邸に燃え移った時、白衣の一団が突如現れて、すばやく屋根に登り敢然と消火にあたり、その業火も忽ち鎮火した。 この事に花山院公は大変喜ばれ、厚くお礼を述べられこの白衣の一団に尋ねられた。
「どこの者か?」 答えて言うには、
「肥前の国鹿島の祐徳稲荷神社にご奉仕する者でございます。
花山院邸の危難を知り、急ぎ駆けつけお手伝い申し上げただけでございます。」
公はいぶかしんでさらに尋ねられた。
「私の屋敷などどうでもよい。どうして御所に行かないのか?(御所の火を消さないのか。)」
一同が恐縮して答えるには、
「私達は身分が賤しく宮中に上がることは出来ません。」
とそう言い終るや否や、跡形もなく消え去った。
花山院内大臣はこれは不思議なことだ、奇蹟だと内々に光格天皇に言上されると、天皇は命婦の官位を授ける様勅を下され、花山院内大臣自ら御前において 【命婦】 の二字を書いて下賜されたといわれる。(*1:この掛物は祐徳稲荷博物館に所蔵)
その後石壁山山中に社殿を造り、命婦大神として御奉祀され、現在に至っている。
命婦社の社殿は、江戸時代(享和4年)から昭和8年までの御本殿で、その後この土地に移築されたものであり彫刻が素晴らしく江戸時代の神社建築の特徴を残している。現在、佐賀県より重要文化財の指定を受けている。
~神社公式ホームページより~
本殿正面の彫物
杏葉紋と鳳凰
麒麟
龍
空飛ぶ玄武
陽の光で浮き上がって見えました
麒麟さんの目が鋭い
さすが元御本殿
細部に亘り、精巧、かつ迫力ある造りに見蕩れてしまいます
左手の階段を上ります
紅葉の若葉色と
落ち着いた海老茶色の連なる鳥居の下の
木漏れ日の中を歩いていると、穏やかな気持ちになってきます
切通しの先に
更に続く鳥居の道
ここから急斜面に沿って、石段が始まります
貸出用の竹の杖も置かれていました
階段入口右側の鹿島社
お社の横に龍の髭の白い小花
お花が咲いているのを初めて見ました
マジですごい傾斜です
元々はお稲荷さんがなんとなく恐れ多いというか、怖く感じていて、以前は避けていたのですが、桜井識子の本やブログを読んでいて、だいぶ意識が変わりました
祐徳稲荷さんも紹介されています
識子さんのブロクの中にもあるように、メインの参道の右側の道は分かりにくく、あまり人が通らないのですが、参道沿いの祠の中にはちゃんとお稲荷さんがおられて、「通るだけでいい、手を合わせなくてもいい」と、言われていたそうで、是非ともお参りさせてもらいたい!となりました
完全に山登りです~ けど最高にいい景色
奥の院の正面に出ました
奥の院 到着~
奥の院から振り返った景色
最高の見晴らしです
遠くに有明海も見えます
自販機もあり、冷たい飲み物も頂けました
ベンチに座って休んでいたら、どこからともなく
「にゃ~」「にゃ~」と声が
玉垣の外側に白いニャンコが
内側に入ってきました
なんて綺麗なオッドアイ
植木にダッシュで突っ込む
陽だまりでゴロンゴロン
落ち着いてリラックス~
むちゃむちゃ可愛かったです
出てきてくれて、感激~ とっても嬉しかった~
神さま、ニャンコに会わせてくれて、ありがとう~(去年の4月末)
今回(今年の6月半ば)も会えるかな?と期待してきましたが、会えませんでした😢
今回は、コロコロ太ったシッポの短いトカゲが出てきてくれました
ず~っと居たくなるほど、気持ちのいいところです
次回も奥の院編・その②に続きます
今回も最後まで読んで頂いてありがとうございました