吉本隆明の敗戦 | 差別を許さない、人を侮蔑するは誰だ 

差別を許さない、人を侮蔑するは誰だ 

一人一人の人間を大切に 憲法の第一義
人を見下し、侮蔑する差別者
偏狭なる心が 恐怖と差別を生み 暴力をなす
戦争をする国へ、復古、新自由主義に NO !
戦争は 人を差別する心から生まれる

 NHK日本人は何を目指したか 2015年1月10日 再放送
吉本隆明
 名前を知っている位の人でしたが初めて人となりを知りました。

高村光太郎の詩を愛読し皇国日本を疑わなかった軍国主義一色の青春、徹底的に戦争を継続すべきでなり、死は恐ろしくなかった、反戦とか厭戦が思想としてありうることを想像さえしなかった
わたしはひどく悲しかった、その名状できない悲しみを
忘れることができない、それは、それ以前のどんな悲しみともちがっていた。
皇国日本の敗戦のショックで打ちのめされた戦後の就職難の時代。
敗戦によって総ての価値が変わった 


詩人たちはあざむかれたのであろうか
断じてそうではない
同胞の隊伍が
アジアの各地にもたらした
残虐行為と
現代詩人が現代詩に 
美辞と麗句を武器として もたらした言葉の
残虐行為とは
同じものである

文学者の戦争責任と皇国日本から民主主義へ
いとも簡単に転向した知識人を許せなかった

戦争が終わった時 反省した1番のこと
腑に落ちなければ 声を上げるべきである

高村光太郎 

 十二月八日

記憶せよ、十二月八日
この日世界の歴史あらたまる。
アングロ サクソンの主権、
この日東亜の陸と海とに否定さる。
否定するものは我等ジャパン、
眇たる東海の国にして、
また神の国たる日本なり。
そを治し めたまふ明津み かみなり
世界の富を壟断するもの、
強豪米英一族の力、
われらの国において否定さる。
われらの否定は義による。
東亜を東亜にかへせといふのみ。
彼等の搾取に隣邦ことごとく痩せたり。
われらまさに其の爪牙を摧かんとす。
われら自ら力を養いてひとたび起つ。
老若男女みな兵なり。
大敵非をさとるに至るまでわれらは戦ふ。
世界の歴史を両断する。
十二月八日を記憶せよ。