戦後民主主義を代表すると言う丸山真男氏をNHK戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか dailyMotion で知りました。
抑圧の移譲は心理分析の言葉のようですが、戦前の大日本帝国の国家体制、統治機構の中で国家主義が善とされ、支配、抑圧が順次下部に移転するとした。かなり曖昧な表現でしかない。
支配と服従の連鎖、上におもね、媚びる分だけ下に強く当たる。それは抑圧によるストレスの発散よりも差別意識の発露です。個人の尊厳を重んじるのでは無く、自分が受け入れた差別構造を実践しているに他ならない。何故自分が受けた待遇と同じ事をしてはいけないのか?と
抑圧の移譲は日本の天皇制の超国家主義が無責任の体系を生みだし、誰も責任を負わない無責任な体制が主流となり、大政翼賛になったと
戦後の民主化によっても、民主主義は確立していない。永久革命としての民主主義。民主化の過程である。現在まで移行すれば無責任の移譲が福島原発事故を招いたのではと。
原発は安全である 世界一の安全対策 言葉だけは安全
原子力規制委員会の田中俊一委員長は記者会見で「基準の適合性を審査した。安全だということは申し上げない」と述べ、審査は必ずしも川内原発の安全性を担保したものではないとの認識を明かした。それでも同原発の安全性については「世界最高レベルに近い」 原子力規制委員会は危険性を発表する責任があります。想定していないの何か?
原発の新規制基準が安全である保証は何処にありますか?フランスや米原子力規制委員会(NRC)のような権限と予算を持っていますか?アメリカでは同時多発テロ以降全電源喪失事故に対応していました。
福島原発事故対策の経過を見れば原子力規制委員会は権限を持たされていない。審査事務であって安全実務は電力会社に依存しています。それは福島原発事故以前と変わりません。
無責任の移譲が続く 川内原発