山川さん(45歳)は6年前、働いていた工場の経営難によりリストラされてしまいました。彼はその後無事再就職を果たしたものの今現在の年収は前職の半分近くまで落ち込み200万円代になってしまったという。
その一方で、旦那さんのピンチを助けるために働き始めた奥さんは、勤めていたベンチャー企業が急成長して、なんとった5年で管理職になってしまったという幸運の持ち主。
年収ベースで見ても、も600万円と旦那さんの3倍近くを稼いでいるという。
旦那は年収が落ち込み奴隷と化した
ほぼ定時に仕事が終わる旦那さんと違い、奥さんは毎日残業続きで帰宅も深夜近くになることが多く、普段の子供達の食事や掃除、洗濯などの家事全般は彼の役目だという。
彼の3倍近い年収を稼ぎだす妻の発言力は次第に強力になっていき、15歳と13歳の2人の娘達は、奥さんの言われるままに従う旦那さんを見下すような振る舞いをするようになっていったという。
妻と私の年収が逆転したころから「 お父さん臭い!臭いから近寄らないで! 」って言われるようになったんです。
以前はそんなこと絶対に言わなかったんですがねぇ。年頃の娘ならありそうな話だが、彼にとっては死活問題のようだ。
こんな態度に奥さんがキレて、子供達を躾けてくれれば良かったに、外食する度に「 お父さんの稼ぎは多くないから今夜はお母さんのおごりね 」なんて言い出す始末。
さらに悪いことに、世間体を気にしてか子供達の参観日には有休を使ってでも行くという。彼は奥さんより断然都合を付けやすいというのに絶対行くことは許されない身だという。
「 リストラされてから以降は、もう生き地獄ですよ 」と相当ストレスが溜まっているようだ。
キャリアウーマンの妻に不倫の予感
さらに2年ほど前から、自宅に仕事を持ち帰るようになった奥さんの提案で、物置にしていた納戸を奥さん専用の書斎兼寝室に改装したのだという。それから現在まで、夫婦の会話はほとんどなくなってしまったのだ。
その頃から奥さんの仕事はどんどん増えていき、出張だけでなく職場に泊まり込みで仕事する機会が増えていったという。あわせてブランドのかばんや洋服をよくチョイスするようになり、メイクもだんだん派手になっていったという。
これには流石に鈍い山川さんでさえも、奥さんに男の影を感じるのだという。
「 子供達の世話だけでなく家事まで、半ば奴隷のようにイクメンもどきをやらされた挙句、離婚したら子供達はきっと妻についていくんだろうな~ 」彼の目はどこか悲しげだった。
共働きは当たり前な時代において、今後ますます夫婦の収入と役割が反転するケースが増えるだろうから、夫は一家の大黒柱、家族のために頑張って働く、妻は家で家事洗濯という古い考えは早々に捨て去った方が男にとっては気が楽な時代がやってきたのかもしれませんね。