転職支援をしている斉藤です。
私が総務人事職として働いている老人ホームでは、今お花見企画の準備で大忙しです。
ご入居者様達も、この季節を待ち望んでいたようで、館内は桜の話題で盛り上がっています。
一方、職員たちは別の話題で盛り上がっています。
そう、今年の7月にまた介護報酬が改定されるんです。
報酬改定の準備で、書類の計算式を変えたり準備しているのですが、介護職やケアマネはやっぱり
EXCELが苦手
この時期になると、あちこちで「 斉藤君ちょっと手伝ってよ~ 」って声が上がります。
パソコンが得意な斉藤にとっては、朝飯前でも、現場の職員にとってはどうしても避けたい作業らしく…
どれほど見事な仕事についていても、ちょっとしたはずみで人生が狂ってしまう。それを思い知らされるのが、Tさん(42歳)のケースです。
激務で体調を壊してしまった40代の証券アナリスト
大手証券会社で証券アナリストとして活躍していたTさん。都内の有名私立大学を卒業後、最初に就職した大手銀行ではあまりの忙しさに体を壊してしまい退職しまいました。その後、転職エージェントから紹介された転職先では、最初は契約社員で入って、すぐに正社員にしてくれるという約束だったのだが、職場の人事担当者に確認すると「 正社員への登用制度は元々ない 」と言われたこともあったそうです。
そんなことにモヤモヤしている真っただ中、「 リーマン・ショック 」と「 父親の介護 」という2つの大問題が積み重なってしまいました。
親の介護で更に絶望する40代中高年
「 父と母は以前から仲が悪く、ずっと別居していました。私は母の為にマンションも買い、同居もしていたんです。病気で父が倒れたときも母は見て見ぬふり。私が東京から田舎の実家まで通って面倒を見ることになったという訳です 」
しかし、証券アナリストはただでさえ激務な仕事です。父親の介護との両立は所詮無理な話であった。円形脱毛症になるほどのストレスを抱え込んだTさんは、父親を介護施設に入居させたあと、証券会社を辞めてしまったのです。

「 金融業界は好きな職業だし、自分に向いているとも思っていますけれど、いろいろありすぎて疲れてしまったというのが本音です 」
色々あって引きこもってしまった40代の中高年
そこから2年間、Tさんは自宅にひきこもってしまった。精神的にも不安定な日々が続き、今も定期的に心療内科に通院しているという。「 自分は落ちぶれてしまったという思いが強すぎて立ち直れないんです 」彼が、現状をうまく受け入れるためには、まだ時間がかかると予測できる。
貯金を取り崩して生活していたものの、ローン返済もあり、現在はマンションを売却しました。母親と2人で団地住まいを始めたが、Tさんの苦難はまだまだ終わる見込みがない。
一度引きこもった40代は果たして立ち直れるのか?
「 大震災の影響で地価が下がり、マンションを売ってもまだローンが残っているのです。お蔭で貯金もほとんどなくなってしまいました。家族に人生を翻弄されたうえに、これでは結婚なんて夢のまた夢ですね 」
40代からの転職が失敗して絶望してしまう前に、正しい戦略と戦術を学んでみませんか?

