NHKスペシャル「オランウータン いのちの学校」
夕方、たまたまこの番組を観ました。
(最後の方だけでしたが)
そこに登場したオランウータンのケシーには、左手首が無い。
幼い頃、銃で撃たれたという。
(母親は、おそらく殺されたのでしょう。)
ケシーは施設に引き取られ、野生で生きていくための訓練を受けます。
可能な限りの食べ物を抱えて、群れから離れて食べるケシー。
やがて学校を卒業して、野生に戻されるのだけれど、
行方がわからなくなる。
探しても見つからない。
最後に確認されたケシーの姿。
先日、旅立った前脚の無いニコと重なり、
涙があふれた。
パーム油生産のために、森林を破壊され、オランウータン達は住む場所を失う。
アブラヤシを荒らすといって、害獣として殺され、あるいは密猟され、その数は激減しているという。
親を亡くした幼いオランウータンは、施設で保護されなければ、
サーカスで見せ物にされるか、ペットとして扱われた後棄てられるという運命だという。
まったく、神が創造したという人間であることを恥じるばかりです。











