前妻との馴れ初め こぼれ話その3「最初の人生のリセット」 | 私が不倫をした理由

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ヒステリックなモラハラ妻との、まるで地獄のような20年間の結婚生活から離婚までの記録を綴っています。

 連載記事となっています。

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 この記事「その1「出会いのきっかけ」」でも書きましたが、当時多くの女性から文通希望の手紙を頂きました。

 実は私は中学生の頃から、文通を数人の女性としていましたので、それまでに貰った手紙と合わせると、段ボール箱一箱分ほどになりました。

 これは私の思い出の品であり、大切な物でした。

 

 

 

 前妻が初めて実家に遊びに来た時の事です。

 

 

「私が送った手紙とか取ってあるの?」

 と聞くので、私は、

 

 

「あるよ」

 と言って、段ボールを指差しました。

 

 

 

 前妻は段ボール箱の中身を見て、驚愕し、怒りに震えた声で私にこう言いました。

 

 

「何で、他の女の手紙まで取ってあんだよ!」

 

 

「え?だって思い出の品じゃんか」

 

 

「しかも、私の手紙もごちゃまぜになってるし!ねえ、今すぐ他の女から貰った手紙は捨ててよ!」

 

 

「は?何で?嫌だよ」

 

 

「私だって、あんたと付き合った時に、前の彼氏との思い出の品を全部捨てたんだから、あんたも捨ててよ!」

 ※ちなみに私が捨てろと指示したわけではありません。本人が勝手にした事です。

 

 

 カップルにしても、夫婦にしても、理想的な愛の示し方は、見返りを求めない無私の愛だと私は思います。

 無私の愛とは、通常母親が乳幼児に抱く愛の事です。

 母親は子供の為に多くを尽くしますが、子供から何か見返りを求めようとしているわけではありません。

 ただ愛しているから、相手が求めている事をしたいと願っているのです。

 

 

 

 一方見返りを求める愛と言うものもあります。

 見返りを求める愛とは以下のものです。

 

 

「私が愛したんだから、あなたも愛してよ」

「私がこれだけ尽くしたんだから、その分あなたも愛してよ」

 

 

 と言った類の愛です。

 前妻の、

「自分だって捨てたんだから、あなたも捨ててよ」

 と言う台詞は、見返りを求める愛であり、今であれば危険な思考の持ち主であると分かるのですが、当時の私には分からず、大好きな君が捨てたんだったら、嫌だけど自分も捨てるよ。と結論し、全ての思い出の品を捨てました。

 

 

 

 この手の人生のリセットは、これを含め数回この後も強行されました。

 私はこの人生のリセットをされる度に、それまでの友達を失い、配偶者に,より強く依存していく事となります。