今日は
天真会広報誌
【元気で高井!】より
リハビリ掲示板を抜粋して
お届けします。
食事の際
何に座っているかは
人によってさまざまです
椅子、車椅子、ベッドなど
環境の違いにより
適切な姿勢でないことも
見受けられます
例えば
食事時間が長く疲れる
胃の圧迫感
姿勢崩れによる痛みなど
姿勢によって良好な嚥下の妨げや
食事が
「楽しみ」から「苦痛」になる要因に
なります
食事姿勢を整えることは
誤嚥や褥瘡の予防にも繋がります
ここでは
食事の姿勢、環境設定について
紹介します。
<椅子座位>
① 頭が軽く引けている
頸部・体幹軽度前屈位で
飲み込みやすくなり
誤嚥を防ぐ。
② 足底全体が床に接地している
足底が接地することで
しっかりと「噛む」ことができる
股関節、膝は90度曲げる
③ 仙骨が滑った姿勢にならない
体幹や頭部の位置が不良になり
咀嚼や嚥下が困難になり
誤嚥を招く恐れがあるため
骨盤前傾位にして
腹部圧迫を避ける
④ テーブルとイスの高さが適切
テーブル上の食べ物を
少し見下ろせる高さの椅子が良い
⑤ 体幹は安定性や座位耐久性が必要
頸部や体幹が安定し
車椅子などの座位が
30分以上保持できることが必要
<ギャッチアップ座位>
リクライニング位は
誤嚥を防ぐ体位と言われています
姿勢が不安定
また嚥下機能障害のある方などは
安楽な姿勢保持が重要です
① 枕やクッションを使用し
頸部は軽度前屈位にし
誤嚥の予防をする
② タオルやクッションを使用し
足底接地を行い
ずり落ちの予防をする
③ 自力摂取の為には
リクライニング角度45度以上が
必要です
次回は
体位変換をスムーズに行うための福祉用具
についてお届けします