それで、
このあたりに検診にきてね、て言われてた日にパパと病院に。

時間空いたから元気か見させてね、て言われて、
検診して。

手術することが決まってから、

手術するくらいなら、て、

流産しやすいからやっちゃいけないこと、ていうのを、
あえていくつか試したりしてたから、

どうかな、
ひょっとしてもう、サチコはいなくて先生にビックリされるかもしれない、
とか思ってたけど。

結構長く検診して、

何か病気がないか一生懸命探したけど、
何も見つからない、今すぐ流産するとかそういうのはない、て言われて、


お前は強い子だな、て思って、
ちょっと泣いて。

もうこの時の写真とかはくれなかった。
見たかったのに。

その後先生が離れた時に、パパに
手術しますっていうの? て聞いたら、

わたしがいない時にもう、答えは出ましたか?て聞かれたから、
一応。て答えたんだって。


それで、産む事は出来ない、て彼は言ってると先生には前言ったので、
もう分かってるんだろうな、と思い。


先生が来て、どうするか自分の答えはでたの、みたいなことを聞かれたと思う。

で、

『身体がきつくて、精神的にも不安で、
このまま続けていくことは出来ないと、思った。』

みたいなことを言ったと思う。

そしたら、

そう思うだけじゃなくて、どうするか、実際に、行動をしなくちゃいけない、
みたいなことを言われたと思うので、


だから、つまり、このまま続けられない、てことは手術する、てことだろう、と思いつつ、

でも、先生も手術を行わないといけないので、
はっきり言われないといけないと思うので、

手術を、します、的なことを言ったと思う。



手術するってなってから、
中期中絶について、
ネットで大分調べてたの。

痛いし、しんどいし、つらいし。。
えぐいしはきそう。。てパパにメールもしたりして。

でも、いちおう分娩するのでちっちゃい、
手のひらにのるくらいの赤ちゃんが産まれてくるんだって!

で、そんなのすごいかわいいし、ちゃんと会えて自分に似てる、とか分かるらしいし、
そうしたくて、

でも痛いのも怖いのも嫌で、

先生に聞いて。


そしたら、

中の赤ちゃんを傷つけたくないのも分かる、
傷つけないようにする為には出口を広げないといけなくて、
それは痛いから麻酔をして、
痛かったら眠らせてあげる、て、


で分娩も、
背中にくだを入れて、麻酔で無痛分娩に出来る、て言われて、

でも、、、
背中にくだ!!!!

なんかもう恐ろしくて、何かのホラー映画のようで、
でも、痛くないんだって!
先生自分でやったことある、とか言ってたし、

なんかもう背筋も凍ったけど、


でも、わたしの希望どおり、
痛くないように、中の赤ちゃんは傷つかないように、
きれいに出してあげるよ、約束する、って、言ってくれて。

でも、第一優先はあなただから、
傷つけないようにはするけど、あなたに危険が起きたら、
それはあなたを優先するから、て。

嫌だ…!!!!
て思ったけど、

自分はどうなってもいいから、
赤ちゃんを優先して自分はどうなってもいい、て考えの人は、
ぼくは手術出来ない、て言われて、泣く泣く了承。


でその一連の手術の話をちゃんとパパと一緒に聞けて。

どんな手術をわたしがして、どんな危険なことがあって、、とか、
一緒に聞けないなんておかしい。



それである程度安心して、納得して、
じゃあ先生が別のとこ行ってくる間に手術日を決めて、てことになって、


手術はパパが一緒にいてくれないと絶対嫌だし、
わたしも参加必須な仕事が来週はいくつかあったし、

あーだこーだ決まらなくて、

そしたら看護婦さんが来て、
今まで色んな人をみたけど、わたしは手術すると決めたんなら、1日でも早い方がいいと思う、
とか言われて、
そんなんどの病院でも言われたし、
お前にそんなん言われたくない、て思ってほぼ知らんぷりして。

結局決まらず、それじゃあ日にちが決まったら電話ください、てことで、


わたしはその日、後ろに予定がてんこもりだったんで
泣きっ面を直さなきゃとトイレに行ったら、

なんかよく分からないけどこみ上げてきて、
息が出来ないくらい大泣きして、しかも止まんなくて、

しばらく1人で泣き続けた。

誰か呼びにくるかな、と思ったけど来ないんで、
落ち着こうとしては泣き、落ち着こうとしては泣き、を繰り返しやっと落ち着くまで、

けっこうかかってトイレを出たらパパは座って待っててくれて。

何してたの?て言われたから、
立ち直ってたDASH!てゆって。 帰りのエレベーターの中で。


病院から出てすぐにパパは帰ろうとしてたけど、
手術はパパは一緒にいてくれるのかもちゃんと聞いてないし、
手術前にちゃんと慰謝料はもらわないと、て思ってて、

勇気を出して引き止めて話をしてもらって。

手紙にちゃんと書いたのに、それでいいよ、て言ったのに、
手術の日とそれ合わせて前後、
付き添いをお願いすると、 ムリだよ。  、、 とか言われ。

おおざっぱな人なのは知ってたから、やっぱりか、くらいにしか思わなかったけど、
改めて彼の保身の事情と、わたしの要望とをすりあわせて、

手術の前の日と退院の日は終電までで、
入院の日は一緒に病院にいてくれると。


それで手術日と、
慰謝料は正式な書類を作るってことで決まって。

わたしはその後仕事へ。

改札でパパとバイバイしたら、パパは何も言わず行っちゃうので、
冷たいのねDASH!て思ってたら、

わたしいないのに気づいて戻ってきてくれて、

行かないの?て。

いつもは途中の駅までパパについていこうて思うのに、
この後のPBの仕事のことを考えたらそんな気一切起こんなくて、
今から準備して仕事に備えなきゃいけない、て思って。


パパにバイバイした。

やっぱり男<仕事なんだな。
だから今まで落ち着きもせず不倫なんかに至って。。

不倫じゃなかったら、結婚してたのかな。
して×1にでもなってたんじゃないかと思うわ。
よくない。
ほんとに。 まじで。




その後も1人で泣きそうに何回もなってたけど、
泣いても我慢して、顔をキープしてたかな、

苦しくてしんどくてふらふらで仕事に行って、
でも好きでやってるPBの仕事なんで、楽しくて、

ちょっとだけ、元気になった。

その旨、パパにメールした。