恋愛相談でよくあるのが「彼は私のことをどう思っていますか？」といったご質問。
この質問そのものはとくに悪いわけでもなく、たしかに誰でも相手の気持ちは気になると思うのですが、問題は「彼は他に好きな人がいるようです」とか「あなたのことを恋愛として好きなわけではないようです」といった答えが出たときです。
「そうなんですか……じゃあ諦めよう」となる人もいますが、それで諦めるってどうなんだろうな？とわたしは個人的に思います。
さっさと切り替えてどんどん次に進むのも素晴らしい生き方ではあるので、べつに切り替えるのが悪いということではなく、ここで語るのはあくまでも「諦めること」に対してです。
もしかしたら自分が思うほど相手は自分のことを好きではないかもしれない。
この想いは報われないかもしれない。
それでも相手の幸せを願いたい。
それが本当の愛だと思います。
恋愛はどんなに頑張って努力して必死になって愛を伝えても、ひとつも返ってこないことだってあります。
それどころか最悪な形で裏切られることもありますし、ただただ時間の無駄に思えるような経験をする可能性もあります。
でも相手を愛したら貫くしかないんですよね、残念ながら。
相手から愛され、不安も不満もない人生は理想ですが、しょせん他人同士がくっつくのが恋愛。
それまでまったくべつの生き方をしてきて、経験も価値観も大切に思う対象すら違う人間同士がパッと出会い、運命らしきものを感じて結婚したって、現実問題3組に1組が離婚しているわけです。
どんなに深い愛で繋がっているように見えても、100%は分かり合えないのが恋人（あるいは夫婦）という名の他人なんですよ。
血の繋がった親子だってわたしのように絶縁になったりするんですから、他人同士が「好きだよ」なんて言って繋がったところで、そこには何の保証もありません。
だからこそ、やっぱり愛は与え続けるしかないのです。
愛されることばかり求めていても孤独は永遠に消えません。
たとえ相手から愛が返ってこなくても、いつか裏切られることになったとしても、真剣に愛を与えてください。
愛はもらえたら幸せなのではなく、与えることができるのが幸せなのですから。
それができないなら、いさぎよく孤独でいるしかありませんね！（最後に蠍座の毒🦂笑）
