人材紹介コンサルタント25年史 -1180ページ目

メール禁止!!

私の師匠のランチェスター戦略の栢野さんが、よく言っています。


http://blog.livedoor.jp/kaya0169/


著書にも書かれています。


1 弱者は事業領域を絞り込み、その深堀に徹する事。

2 会社を大きくしない事。

3 ハードワークする事。

4 弱者は接近戦に徹する事。


なかなかできそうでできない事が多いのですが、上記4の「弱者は接近戦に徹する事。」


重要性をひしひしと感じる今日この頃です。



人材紹介の営業活動で言えば、「メールパソコン より電話携帯 、電話より訪問歩く 」 


という事が一番当てはまりますね。


お客様とのコミュニケーション手段にどれを選ぶかはてな


これが今後の勝敗を決するでしょう。



メールパソコン は双方向だけど同時性が無く実質的に一方通行のコミュニケーションになります。


更に、メールを打つのは時間がかかる。ase


その点、電話携帯 は双方向で且つ同時性があるので、短時間の会話でもメールの何倍もの

情報量がある。


また、相手がどのように感じているか? という雰囲気も感じ取れるので質量共に大変豊かな

情報が得られるわけです。わーい



今週、同じお客さんに何度も電話携帯をしているんですが、わずか一日で求人企業側の状況は変化


しています。


あったはずの求人が無くなり、無かった求人が出てきて、当然、求人スペックも変化している。


本当に生き物です。


メールではパソコン、ここまでタイムリー且つ詳細な情報はキャッチできない。



例えば、JACジャパンでは、


「原則メールでのコミュニケーション禁止。禁止

基本的に電話か直接訪問にしなさい!!」


と指導していた時期がありました。



直接訪問という手段が、電話を凌駕する事は言うまでもありません。


基本的で単純な事ですが、メールでのコミュニケーションに慣れてしまうと

なかなか習慣を変えられないですよねはてな



ちょっと勇気を出して電話携帯する。


電話携帯で何かあるなと感じ取ったら訪問する。歩く


キャリアの浅い人はアポ無し訪問でもいい。歩く


何か行動を変える事が大事ですね。



若い頃、上司や先輩によく言われました。


「お前の性格は簡単には変わらないだろうから、とにかく行動を変えろ!!

行動を変えれば結果が変わる。

結果が変われば、お前自身も周囲の見方も変わる。

それを継続できれば、少しは必要とされる人間になるだろう。」



「いまから ここから」  みつを



合掌。



※弊社HP↓。

http://www.agent-shokai.jp/


年齢、性別、学歴、転職歴、国籍、今も色濃く残る差別は是か非か?

我々は、「差別はいけない。」 と教わってきた。

皆さんも同じだと思う。


私は、北九州市の出身なので、小学生時代から「同和問題」に関する映画を何回も鑑賞し、


教育も受け、人間が同じ人間を差別するのは言語道断だと考えて来た。


小学生時代、最も尊敬する人は、「リンカーン」 だと答えていた。


実際に、「被差別部落」に住む友人宅にも遊びに行ったこともある。


また小中高を通して、在日韓国・朝鮮人の子弟が相当数いたが、何の違和感も無く友人として


付き合ってきた。


*中高は、舛添厚労大臣と同じ。


今、住んでいる場所も、周囲に韓国・朝鮮系の人が多い所だが、焼肉やキムチを堪能している。


実際に比較的強い差別意識があったのは、我々の親の世代ぐらいまでだろう。



私の母方のじいちゃんはじいさん、10年以上前に亡くなったが、私を大変かわいがってくれた。


*じいちゃんはじいさん、高倉健と同じ高校。おじさんも。


戦争から帰って来て、炭鉱つるはし に勤務していた。


時々、トロッコトロッコ に乗せてもらったり、一緒に給料袋をもらいに行った。


廃坑になった時、一緒に退職金をもらいに行った事も覚えている。



じいちゃんがじいさん 亡くなった時に、多くの親族が集まる中、良い話を聞いた。


「じいちゃんはじいさん 優しかったね。

炭鉱つるはし で 酒の配給があった時、自分は飲まんで、朝鮮人に飲ませてやっとったよ。」


あの酒好きなじいちゃんがじいさん 、朝鮮の人に貴重な酒を・・・・・・・。016


「じいちゃんがじいさん 怒った事、ほとんど見たことないけど、私1回だけあるよ。

炭鉱つるはし で事故があった時、朝鮮人が一人見つからんやったやろ?

やっと見つけた時、あのじいちゃんがじいさん 怒ってなぐったんよ。パンチ


そうか、それぐらい朝鮮の人を心配していたのか・・・・・・・。016


じいちゃんはじいさん、陸軍の軍曹として東南アジアに戦争に行き何とか帰って来たが、戦争の話は


一度も聞いた事が無い。


じいちゃんのじいさん 涙も見た事が無い。


仲の良かった ばあちゃんがおばあさん 亡くなる前、じいちゃんは献身的に看病していた。


私が訃報を聞きつけて帰省し、棺桶の前で泣いていたら、じいちゃんはじいさん、なぐさめるように


近づいてきて微笑していた。


子供の頃は、暑い夏、私が寝入るまで、うちわで扇いでくれた。うちわ


寒い冬でも外に出て、お風呂を沸かしてくれた。

よく電車(ディーゼルカー)なのはな号 に乗って、デパートに連れて行ってくれた。


どうも世代は、あまり関係ないようだ。


今も昔も差別する人もしない人もいる。


じいちゃんはじいさん、大正生まれだけど差別しない人だったんだ。



個人的な話が長くなり申し訳ないです。


何が言いたいかというと、我々個人の信念・信条みたいなものとは別に、就職や転職には、


今も色濃く差別? 区別? が残っているという事です。


年齢、性別、学歴、転職歴、国籍など、いろいろな差別があります。


ただ、これは差別ではなく、「適性ある人材を選ぶための区別」 だという見方もあります。


実際に応募者全員を採用できないのだから、何らかの選考基準を設けて、ふるいにかけるしかない。



では、どこまでが 「適性ある人材を選ぶための区別」 で、どこからが差別になるのかはてな


甚だ頭が痛い問題です。


この仕事をやっていて、求人企業(クライアント)から、「本当に年齢不問です」 という求人は


実際にはほとんど無いでしょうはてな


性別による差別は、この25年間で相当減少したと実感していますが、それでもまだ、


「できれば男性がいいなー。女性は絶対駄目と言うわけじゃないけど、まあバランス的に・・・・・。」苦笑


とか、よくあるでしょうはてな


学歴差別も会社によりますが、深く潜在的にありますよね?


だって、大企業の社長は、どうしてあんなに東大卒が多いの?


あと、○○財閥は慶応が多いとか、マスコミ系は早稲田が多いとか。


ソニーなんて、「大学名不問採用」とかやっていましたが、実際に採用された学生の出身大学ははてな


転職歴の問題も難しいですね。


転職回数が多いと、幾ら言葉でフォローしても書類選考を通過できないケースが多いでしょうはてな


それから国籍


出身大学が中国中国韓国韓国国旗 だったり、過去に働いていた会社名が、「○○有限公司」 とかだと、


ほとんど誰もスカウトメール打ってないですよねはてな


皆さん、よく細かい部分までチェックしてますよね。



しかし、求人企業側にも現実的な言い分はあるでしょう。


「平均年齢を上げたくない」、「上司になる社員より若い人を採用したい」とか。


「女性が多い職場なので男性がほしい」、「実際に社風が男社会で女性が馴染みにくい」とか。


「実際に既存社員の学歴が旧帝大が多い」、「面接して自然に残った人が早慶が多かった」とか。


「また転職を繰り返して辞められると困る」、「何か他罰的な部分があるのではないか?」とか。


「実務上、日本語がネイティブでなければ困る」、「過去に外国人採用で失敗した」とか。


このような理由全てを肯定はしませんが、これが現実ですよね?


要するに、


「当社の慣習にはまらい人を無理に採用しても、お互いハッピーになれない可能性が高いですよ。

だったら、最初からエージェントに本音を伝えておいた方がいいですよね?

そのスクリーニング機能もエージェントの役割でしょう?」


という事で、ある意味合理的です。



新卒時代、リクルート鳥の採用担当の先輩に聞いた事があるんですよ。


:「どうして、旧帝大や早慶に、あれほど多くのリクルーターを張り付けるんですか?

   他の大学でもいい学生はいますよね?」


先輩:「もちろん、それ以外の大学にも優秀なやつはおるで。

    でもな、俺らも限られたパワーやろ?

    採用活動の効率を高めんとあかんのや。

    やっぱり難関大学には、確率論的に優秀な学生の出現率が高いんや。

    そやから、多くのリクルーターを張り付けとるんや。

    現実問題として、しゃーない。」


言われてみれば、確かに合理的な理由だと思えます。ふ



基本的に合理性が無く、本人に何の責任も無い本当の差別は、糾弾されるべきだと思います。


その基礎の上で、何でも十把ひとからげにして 「差別はいかん!!」 と言うよりも、


「この世の中には差別も区別も選別もある」 と正視して、一人一人が自分を磨いて生きていくしか


ないと思います。


現実的に欧米先進国の方が、日本より差別社会じゃないですか?目



私が言っている事は、かなり法律とのギャップがありますかねはてな


当社は、今月、紹介免許更新手続の真っ最中なのですが、免許取り消しになるかも。苦笑


東京労働局さん、お手柔らかに。土下座



合掌。


※弊社HP↓。

http://www.agent-shokai.jp/

日曜日の広告、見ましたか?

日曜日の日経新聞の10面の広告、見ましたかはてな


リクルートエグゼクティブエージェント鳥 の啓蒙広告みたいなやつです。


「2009年度、御社の成長・変革の成否は

経営人材争奪戦での勝敗に託されていることを、

私たちは知っています。」

「厳しい経営環境が予測される2009年度、これをピンチととらえる企業とチャンスととらえる企業に

二極化されそうです。

こういう時期だからこそ経営陣を最強のものにしようと活動を活発化させている企業各社が実は

少なくありません。

御社はどうお考えでしょうか?」

ちょっと大げさなコピーですけどね。ぬけさく


私も下記の見出しの10月31日のブログは、同じようなテーマで書かせていただきました。


「採用に慎重すぎる会社が多く、大きな機会損失をしている。」 


※そのときの記事はこちら ⇒ 


まあ、私がこんな事をほざいても、企業の採用活動には何のインパクトもないですが。苦笑



でも最近、毎日のように求人企業様(クライアント)から言われますね。


クライアント:「ほー、最近はこんないい人が登録してるんですか?」


私:「そーなんですよ!!ぬけさく

   昨年とは比較にならないほど、優秀な人材を採用できるチャンスですよー。」


この仕事をやっている人なら、皆さんも同じような経験をしてますよねはてな



「景気が悪くなると優秀な人材が動かない。」 とか言われますよねはてな


でも、これってもっともらしい意見ですが、浅薄な考え方ですよ。


もちろん、自信が無い保守的な人は動きませんが、自信がある人に景気は関係ないです。


逆に、このような時期は社内のゴタゴタ炎 が増えて、優秀な人材も悩んで出て来る時期ですよ。



そして、業績が悪いという事は、企業が変革を迫られているという事ですよね。


黙って何もしないのは、バカ経営者アホ でしょう?


自分の会社をゼロベースで見直して、リストラなり、リエンジニアリングなり手を打つチャンスです。わーい


しかし、この 「ゼロベースで見直して、リストラなり、リエンジニアリング」 というのが、


「言うは易き行うは難し」 なんですよね。*


今まで働いていた経営陣や社員に、「ゼロベースで見直せ!!」 と言うのは、


「自分がやってきた事を否定しろ!!」 と言うのに等しいので、リストラやリエンジニアリングが


なかなか進まないんです。*


そこで、過去とは異なる視点を持った人材、過去にしがらみが無い人材が必要になります。



だいたい会社も人生も他人と同じ事をやっていたら成功しませんよね。


成功している会社は、何かにこだわり、それを突き詰めてやっている。ase


京都 清水寺もみじ あたりに、こんな頑固一徹だけど臨機応変で強い会社が多いですよねはてな


人間なら他人がやらない、やりたがらない仕事を選ぶ。


私みたいなバカでも、25年前に競争が少ない人材紹介業を選んだから何とかやって来れました。


私の場合は徳が無いので成功していませんが。苦笑



「この時期はじっと我慢していよう。」 風 寒 


という会社が大半でしょうが、経営者がじっとしているだけでリスクテイク サイコロ しなければ、


それなりの未来しかないということですね。風 フラフラ・・・



合掌。


※弊社HP↓。

http://www.agent-shokai.jp/