「強みが明確な会社は強い」

「強みが明確な会社は強い」

「御社の強みは何ですか？」

お客様から、よく質問されますよね？

この質問に対して

全社員が同じように答えられる人材紹介会社は

どの程度あるでしょうか？

「当社は、総合人材サービス会社ですから、何でもご依頼ください」

今時こんな事を言う会社は

ピンと来ないような気がします。

いつも思うのですが

「総合人材サービス会社」　って

どんな会社でしょうか？

これは

「当社は何も得意なものがないので、とりあえず全部やってます」

と、自分で言っているようなものだと感じられます。

まず、質問されたお客様に全く響かないです。　

お客様は、そんな事を聞きたいのではなく

「当社は〇〇は得意です。逆に××は苦手です」

と、明確な回答がほしいのです。

そうすると

お客様は会社の特徴を理解しやすく

記憶にも残りますので

「〇〇の案件は、この会社に声を掛けよう」

と考えるでしょう。

しかし

「自社の強みとして明言できる事」　

を決めかねて

未だに右往左往している会社を見かけます。　

・得意な事に集中する

・苦手な事はやらない

・苦手な事を捨てる

捨てるという事は

経営者にとって

最も重要な意思決定です。

なぜ、その決断ができないか？

理由は大きく三つあります。

1　苦手な事を捨てる勇気が無い。欲張り過ぎる。

2　客観的な３Ｃ分析やＳＷＯＴ分析ができていない。お客様や競合企業を見ていない。

3　社員を信用していない。

上記１・２は当然問題ですが、上記３も問題ですね。

例えば

「コンサルタントのＡさんが担当していた時は

 ○○領域は得意分野だったのに

 Ｂさんが担当になってからは得意じゃなくなったね。

 別の人に代えた方がいいんじゃない？」

とか、犯人探しみたいな事も起こります。

これが社員に伝わると経営不信につながって

組織全体のモチベーションが下がります。

経営者がＢさんに任せたんですから

結果責任は人事権を行使した

経営者が負うべきです。

「誰の責任だ？」　と言って

社員の責任にするのではなく

経営者がリサーチし熟慮して

「自社の強み」　を決めた上で

全社員に浸透させ

その領域に資源を集中すれば

業績も必ず上向くでしょう。

「いちずに一本道

 いちずに一ツ事」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みつを

合掌。

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