子供を叩くことはしつけではない?についてお話します。
しつけとは、話して聞かせることで子供が理解してはじめてしつけとして成り立ちます。
何回言っても行動しない、親の言う事を聞かないから叩くと言うことは間違っています。
まだ子供です。
一度で親の言うことを聞く方が凄いことだと思います。
たしかに命の危険や常識から外れた行動をした場合は厳しく言って聞かせなければなりませんが、用意が遅いことや親の言う事を聞かないから体罰を与えるのはなんの意味も持たないばかりでなく、子供の心の安息、精神的な成長の妨げになります。
親の言う事とは「自分の思い通りにしたい親の都合」になっていませんか?
子供なりに一生懸命な行動をしているのかもしれません。
何度も同じことを繰り返すのは、子供が何がいけないのかを理解していないからです。
叩くから言う事を聞いているのはまた叩かれるかもしれない恐怖心からくるものです。
叩かれて得るものは心と身体の傷みだけです。
言う事を聞いていると勘違いしているのは叩いた本人である親だけなのです。
親である私達も遅刻する事で何がいけなかったの原因を理解し、次から遅刻しないよう早く用意することに気づきます。
頭の中では言われなくてもわかってはいるのですが遅刻してしまうものなのです。
大人になってからも実際に失敗を経験して初めてわかる事がたくさんあり、次からはミスをしないように学習します。
身にしみてわかることって忘れませんよね?
もし、子供が成功ばかり経験していたらはじめて失敗した時の立ち直りに時間がかかります。
それが大人になるにつれて失敗することを恐れるようになります。
体罰でわからせるより経験する事で理解させて下さい。
本人がその事に気づかなければ周りがどんなに注意してもまた同じ事を繰り返すでしょう。
叩く事で親を恨んでしまうかもしれません。
親を尊敬しなくなります。
失敗させたくないの考えを変えてみましょう。
失敗があるから成功が見えてくるのです。
私達が子供頃に理想のお母さん像を考えた事ありませんか?
怒って叩くお母さんを想像した人はおそらくいないでしょう。
ニコニコしているお母さんや楽しいお母さん。
子供は純粋なので本当のあるべき母親像を求めているのでしょう。
育児をするにあたり失敗もたくさんあります。
親も子供と一緒に成長していくのですから当たり前です。
しかし、体罰は教育方針に入れないで下さい。
育児に恐怖は必要ありません。
そして、すぐに結果を求めないで下さい。必ず結果は出ます。
家庭環境も違いますし、個人差があるのですから誰と争う必要はありません。
気持ちを焦らせるのでは無く、土台をしっかりつくりましょう。
あなたが産んで育てる子供です。
お母さんが子供を信じてあげなくてどこに答えがあるのですか?
お母さんとは安心できる場所なのです。
家庭は、お母さんで決まります。
明るくすれば明るい家庭になるのです。
帰ってきてホッとできる家にしましょう。
叩かれる不安感の中で子供が立派に育つはずがありません。
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