ラゴス空港内にあるファーストフード店
ここの店は本当に雰囲気がいい
ボスがいいのだろう
正直もう一つの店の方が美味しかったのだが、食事はいつもここだ
やっぱり人だな
それにALWAYS GOODの文字
ストレスが溜まっていてもマイナスではなくプラスに引っ張られる俺はやっぱりイイ男だなと、この言葉が癒してくれた。
表から小石を集め、投げると少しづつだが離れていった
俺のテントが無残にも破壊されていた
テントには足跡の汚れが
さて、東アフリカに行かない僕はサファリで大好きな肉食獣を見れるのか…ナミビアに期待。
【モレ国立公園でのお話】
象が見れたことで興奮したウォーキングサファリ
のんびりと散歩のようだったカーサファリ
その間に起きたお話…
その間に起きたお話…
さーさんのドミが貸し切り状態だったのでカーサファリまでの間、僕はドミにいた
部屋のドアは表と裏に一つづつ
表の方を開けっ放しにしていた、その時に事件は起きた
さーさんが何か作業をしていたかで表の入り口付近にいた
ふと開けっ放しのドアを見るとヒヒが二匹こちらを覗いていた
やばい部屋に入ってくる
ドア閉めてっ！！ヒヒ入ってくる！！！
さーさんも突然で何やら分からいなりにも慌ててドアを閉める
その気配を感じとったヒヒが猛ダッシュで部屋に飛び込んできた
部屋は一瞬でパニックルームに早変わり
子ザルをぶら下げたメスのヒヒが隙間を抜い部屋に侵入
続いてオスも侵入しようとした瞬間にドアが閉まった。が手だけねじ込んできた
さーさんが慌てる
やばい、手が挟まってる！！
そのまま閉めて！！絶対入れたアカンで！！
すごい力！！！え、めっちゃ怖い！！どうしよ！！？
腕だけではヒヒの力で押し返されそうになったさーさんは全体重をかけドアを押し返した
挟まった腕が痛く耐えられなくなったのかは分からないが、オスのヒヒは手を引きドアが完全に閉まった
その間にも縦横無尽に部屋内を暴れるメスのヒヒ
至近距離で、しかも部屋で改めて見るヒヒはとてつもなく大きく感じた
危害を加えられる気しかしない恐怖感
騒ぐこちらを気にしながらも机の上から棚から食べ物のみを嗅ぎ分け漁る続けるメスヒヒ
少し気が立ってるようにも感じるが容赦無く我々の食料を貪っていく
さーさんに、こんな状況で〝写メ撮れる！？〟と聞いた俺はなかなかイケてる
もちろん大きな声で
〝無理っ〟と返ってきたが
貪り続けるヒヒに俺は大きい声で威嚇するも全く動じないメスヒヒ
さーさんはひたすら〝子連れやから危ない〟を連呼
ただ闇雲に威嚇しても仕方ないので裏口の開きにくい鍵を開けていたのだが全然開かない
冷静を保っていると思ったのだが、さすがに野生を目の前にして焦りが出ているのか
ようやく裏口のドアが開いた
メスヒヒに枕で叩く威嚇をするもなかなかきかないので実力行使に出る
メスヒヒの後ろに回り込み大きな声を出しながら枕で殴るとようやく裏口のドアから出ていった
が、また裏口付近で留まる図々しさ
こいつ完全に人間を舐めとる
俺も外に出て追いかけ部屋から遠ざける
少しメスヒヒが離れたので部屋に戻ろうとしたらオスが裏に回ってきたのが見えた
急いで部屋に入りドアを閉めた
あんなけ大きかったメスヒヒのさらに1.5倍は大きいのだ
とりあえずは安全を確保したが散らかった部屋をみて興奮やら恐怖やらが入り混じる
少し冷静になり、二人で振り返った
いや、よくぞあの状況でオスヒヒ入れへんかったよな、オスまで入ってたらホンマにやばかったで、あれはさーさんのファインプレーやで
いや、凄い力だったよ、本当に凄い力だった…それにしてもよくあんなヒヒに近づいて追っ払えたよね、すごいよ、それに写メ撮れる？って(笑)
と、ヒヒとの戦いを二人で讃えあった
一瞬でパニックルームへと誘ったヒヒ達
怖かったなと思いながらトイレに入るとさーさんの声がした
なにやらもう大丈夫だと思い表の入り口を開けたら角からヒヒが覗いてたらしい
なんと言う執着心だろうか
すると、さーさんがまた叫んだ
きゃっ！！
なんと今度は裏口の方から部屋の中をジッと覗いているのだ
これはさすがに不気味だった
まるでストーカーのような粘着質、得体の知れない気持ち悪さを感じた
散々食べのを奪っていき、こちらは攻撃までしたのに、ここには食料があると分かったヒヒにはそれしか見えないのだ
部屋の周りをウロチョロされたらたまらない
おびき寄せ水をかける作戦に
ドアから少し離れたが、それだけ
呑気に毛づくろいをし、全く自分達には危険が及ばないと思っている人間を舐めた態度のヒヒ達
正直ムカついていたので当てる気満々だったのだが一発も当たらず余裕でかわされた
この怖いヒヒ事件はこれで終わらない
この後カーサファリを終え宿に帰ってきたのだが、なんと
見てないのでヒヒだとは言い切れないが、ヒヒだろう
ここにいる動物はだいたい把握している
壊せるのはヒヒぐらいだ、それにあの異常までに発達した嗅覚、そしてこのタイミング…
ここ国立公園からタマレの街に出るバスは夜中の3時発
テントがなくなった俺は今まででの中で一番の恐怖を感じながらレストランのベンチで寝たのだった…
肉食獣がいない平和なモレ国立公園なのに刺激的な出来事盛りだくさんでかなり楽しめました
雰囲気もいいし、値段も高くない
久しぶりのお気に入りスポットです
Wi-Fiあれば完璧だったなさて、東アフリカに行かない僕はサファリで大好きな肉食獣を見れるのか…ナミビアに期待。
