旅で欲している一つに〝興奮〟がある
そんなお話
象が見れないのなら早起きしても仕方ないな
一度見れなかったからといって諦めた訳ではないのだが、ガイド(以降ハンターと呼びます、カッコいいから)のあまりにも緊張感のなさを見ると本当に雨季は見れないんだなと思ってしまったのだ
昨日のテントはさらに怖かったよー。とさーさんとのんびり話しながら遅めの朝食を食べていたら前の席の欧米人がなにやら興奮していた
聞き耳を立てると、なにやら朝のウォーキングサファリに行ったらしく象が見れたらしいのだ
なに
象が見れた!?
ハンターも急に象が現れたもんだから慌ててたよー。と笑っていた
しまったな。とさーさんと顔を見合わる
雨季でも見れたのか
もうその象はどっかに行ってしまったのかな
そんな話をしていたら、欧米人の子供が〝象がいる!象がいるよ!象見れるよ!!〟と興奮しながら教えてくれた
宿は高台にあり一面を見渡せるようになっている
目の前には大きな水飲み場がありそこにいるというのだ
急いでさーさんと見渡す
先にさーさんが見つけた
いた!!!
どこ??どこ??テンパる俺
すると木の影に隠れる寸前の象がいた
デカイ!!
体後ろ半分しか見えなかったが木の高さと変わらなかったぞ!!
欧米人家族やその場にいた宿泊客らは急いでウォーキングサファリを申し込み出発していった
俺たちも急いで準備し後を追った
静かに、慎重に歩く
そして欧米人家族に追いついた
そこが油断しては本当に危ないんだと俺みたいな素人への抑止力にもなったし、ワクワクを持続することが出来た
象の数は一頭
この先にいるのだが、なかなか全貌が見れない
木を鼻で折ってるのだろう
凄い音が象の巨体さと力強さを連想させ緊張感を生んだ
無言で連携をとるハンター達
相手は自然、なかなか木の影に隠れて見えなければ動きも少ない、こちらは段々と緊張にも慣れてきていてもう少し大胆に近づきたくなるところだが、ハンターは変わらず気を張り続けているそこが油断しては本当に危ないんだと俺みたいな素人への抑止力にもなったし、ワクワクを持続することが出来た
象の数は一頭
立派な角が見えたのでオスなのだが、かなりの大きさだ
ハンターが「彼はフレンドリーではない、本当に気をつけないと危ない」と言った
もうちょっと大丈夫じゃないと思うぐらいの距離感を保ち続けるのでなかなか全貌が見えない、そんな不満はあったがその距離感が本物を相手しているようで堪らなかった
この先に象がいるんだけど写真じゃわからないかな?
この先に象がいるんだけど写真じゃわからないかな?
目を凝らせば
実際ではみれたんだけど、やはり雨季で木が生い茂り、全貌は最後まで見えなかった
象は奥へ奥へと行くのでこれ以上は追跡も出来ず時間がきたことで2度目のウォーキングサファリが終わった
この日の夕方も期待しカーサファリに挑んだんだけど全然ダメだった
象もいないし、車だから緊張感もなかった
ただ、この四駆の上に椅子というなんともそそる乗り物に乗れたから満足は満足だったが
俺は人生初めてのサファリ
さーさんは南部アフリカなどでサファリ経験済み
もちろん肉食獣も象も見ている
でも、車から象を何回も見たらしいが、今回の方が緊張感があって楽しかったと言っていた
ウォーキングサファリしか知らない俺はもちろん楽しかったんだが、その言葉が嬉しかった
ふふふ、やはり貴重な体験だったんだと
ちなみにさーさんに言われて嬉しかった他の言葉は「ヨーロッパのイメージが強くて、なぜこの人は西アフリカに行くんだろうとすごく不思議だったんだけど、会ったら分かるね、西アフリカ行く人だわ」です。笑
さぁみんなも俺を褒めるんだ( ´ ▽ ` )ノ
俺のツボをとらえるは誰だ( ´ ▽ ` )ノ
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