2012/4/23
「風が吹けば桶屋が儲かる」はある出来事が起きると、意外なところ
に影響が出ることの例えに使います。
『北の国から』(脚本:倉本聰)のスペシャルドラマで、純(吉岡秀
隆)が、「唐獅子」とあだ名を付けられたことがあります。
1994年5月1日、F1第3戦「サンマリノグランプリ」決勝。
ブラジル人のレーシング・ドライバー、アイルトン・セナ・ダ・シル
バがコース右脇のコンクリートウォールに激突し、壮絶な死を遂げま
した。
純がセナの事故死を悲しんであまりに泣くものだから、勤務先の先輩
から“てる唐獅子牡丹”の連想から「唐獅子」とつ
けられたというわけです。
「WEB業界ろくろ回しすぎワロタ」
ツイッターでのつぶやきがきっかけとなって、「エアろくろ」がブー
ムになっていると、日経MJが取り上げていました。
ウェブ業界人のインタビュー記事を見てみると、確かにろくろを回
すようなポーズで熱弁を振るっている写真があちこちでみつかります。
「エアろくろ」が話題になると見るや、うまく便乗して自社サイトへ
の誘導につなげた企業もあったようです。
それだけではありません。
「エアろくろ」に触発されてか、本物のろくろを回して、陶芸にチャ
レンジする人まで現れる始末だとか。
いずれは陶芸ブームが火を吹いて、各地の窯元にバブル景気が訪れ
るかも知れません。
そうすれば陶芸ブームは海を渡り、世界中でろくろが回されるように
もなるでしょう。
素朴な焼き物で喫する“茶の湯”の斬新さは評判を呼び、一大ブーム
が巻き起こるのです。
「侘び寂び」の精神世界を堪能したい観光客は、世界各地から日本に
どっと押し寄せます。
お陰で日本経済はV字回復を達成!
税収が一気に増えたために、消費税は廃止へ。メデタシメデタシ・・・。
さあ皆さん、一緒にろくろを回しましょう!