加齢臭とスカンク | 店舗探し.comの過去コラム

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2011/1/25
 

40歳を超えると、成人男子からは加齢臭が出てきます。

加齢臭とは、年齢とともに体内のミトコンドリアが減り、
活性酸素が大量発生した結果、活性酸素によって酸化
した脂肪が分解した臭いなのです。
 
臭いといえば、その強烈さではスカンクが№1でしょう。
スカンクの悪臭は肛門傍洞腺(肛門嚢)から放出される
分泌液によるもので、主成分はブチルメルカプタンです。
 
「スカンクワークス」とは、技術者個人や少数チームが、
会社に報告せずに行っている研究開発活動のことです。
 
最後はロッキード社副社長にまでなったケリー・ジョン
ソンが、少人数、小規模で本社機能とは独立し、上層部
の指示などをほとんど受けずに自由な研究開発を進める、
半ば非公認の専門家集団を組織しました。

この組織は、180日という開発期間を与えられていた戦闘
機「P-80シューティングスター」を、たったの143日で
開発しただけでなく、高高度偵察機U-2やマッハ3の高速
機SR-71、ステルス戦闘機など、画期的な機体を次々と
生み出しました。
 
この組織が当初活動したのは、悪臭に満ちたプラスチック
工場の隣のテントであったことから、技術者達が自嘲的に
「スカンクワークス」と呼んでいたのだそうです。
 
画期的な商品や、独創的なサービスなどを生み出そうと
するとき、従来のヒエラルキーや組織のルールに則って
進めようとすると、発想にのびやかさを欠いたり、煩雑な
手続きにばかり時間を取られてしまいかねません。
 
「スカンクワークス」を容認することは、硬直しがちな
組織を刺激し、若い従業員達に希望を与え、やる気を
引き出すに違いないのです。

「スカンクワークス」を自ら奨励する、頼もしくて物分り
のいい上司には、きっと若々しい魅力が溢れ、決して
加齢臭を漂わせることなどないでしょう。