青春と赤秋 | 店舗探し.comの過去コラム

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2012/3/23

ウガンダ 15.1歳
アフガニスタン  18.2歳
バングラディシュ 23.3歳
インド  26.2歳
ブラジル 29.3歳

結婚の平均年齢ではありません。

アメリカ 36.9歳
フランス 39.9歳
日  本 44.8歳

これは全て国民の平均年齢です。
日本の上位にはモナコの49.4歳があるだけです

ウガンダは15.1歳。まるで子供の国です。
政治的混乱のツケとはいえ胸を打つ数字です。
インドやブラジルなど20代後半に平均年齢がある国は、やはり経済
にも勢いがあります。

44.8歳。もはや中年から初老に向かおうという日本ですが、1980年
にはまだ32.6歳だったのです。
あと10数年で50歳を突破することが確実で、たそがれ国家となって
しまいます。

「赤秋」という造語があります。

俳優の仲代達矢さんの妻で脚本家としても活躍された故宮崎恭子さん
が作った言葉です。
若いエネルギーを勢いのままに爆発させるのが「青春」であるのに
対して、年老いた生命を、真っ赤に燃える紅葉のように真っ赤に燃
焼させたい、との思いが込められているそうです。

縁側でしょぼくれて背を丸め、呆然と日向ぼっこをしている暇など
ありません。
まだまだ若い国に負けるわけにはいかないのですから。

平均年齢が高い日本は、今後は“赤秋の国”となりましょう。
経験豊富な世界の知恵者として、各国から一目置かれる存在になる
べきなのです。