資本・業務提携したVW・スズキの昨年の自動車販売台数が、トヨ
タを抜いて世界一になりました。
どんな形であれ、日本のメーカーが世界でトップを競っているの
は誇らしく、気分のいいものです。
もっとも、スズキ単体で見ると、販売台数は前年比2%減ですし、
ホンダにいたっては輸出台数が61,5%減と壊滅的な状況にあるな
ど、決して景気のいい話ではないのです。
GNPもついに中国に抜かれてしまいますし、来日外国人が前年比
で2割減ったとのニュースも同じ紙面に載っていました。
こうした、世界の中での相対的な地盤沈下を象徴する出来事が
相次ぐ中、今後日本はどのような道を進んでいけばよいのでしょ
うか?
いつかまた中国を抜き返すべく、なにくそと歯を食いしばって
捲土重来を期すのか、それとも、蓮舫議員ではないですが、
「1番でなく、2番でも別にいいのではないか」
と、追いかけてくる新興国の後塵を拝してもよしとすることに
して、肩の力を抜いてゆっくり歩いていく生活に、新しい価値
を見出していくのか・・・。
バブルを知らない草食系の若者達は、貧乏ながらも平和を愛し、
弱者には徹底的に優しく心を配り、まるでぽかぽか陽気の、
のどかな牧場で、のんびり草を食むような生活を楽しんでいる
ように見えます。
目を血走らせて、脇目も振らずにがむしゃらに走り続けてきた
旧世代の働き蜂にはなかなかまねはできません。
しかし、自然の摂理が刻む鼓動に耳を澄まし、そのリズムに息
を合わせていくような生活は、とても心地よさそうで、成熟社会
目を血走らせて、脇目も振らずにがむしゃらに走り続けてきた
旧世代の働き蜂にはなかなかまねはできません。
しかし、自然の摂理が刻む鼓動に耳を澄まし、そのリズムに息
を合わせていくような生活は、とても心地よさそうで、成熟社会
における正しい生き方なのかもしれない、との予感を抱かせて
もくれるのです・・・。