ゴミ山に点火を! | 店舗探し.comの過去コラム

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2010/3/15

20世紀を代表する人物を一人上げるとしたら誰か?

『タイム』が選んだ人物は、アルベルト・アインシュタインで
した。

相対性理論を発見し、現在の物理学の基礎を築いただけでなく、
独裁政治や戦争といった、人類の悲劇に抗する精神的支柱とも
なったことが、選出の理由だそうです。(『あなたにもわかる
相対性理論』茂木健一郎著より)

「単連結な3次元閉多様体は3次元球面S3に同相である。」

何がなんだかちんぷんかんぷんですが、この「ポアンカレ予想」
は、かつては、証明など不可能だとも言われていました。

しかし、2002年から03年にかけて、ロシア人数学者グリゴリー・
ペレルマンによってついに証明されました。
彼は、多くの数学者たちが挑戦したにもかかわらず、ほぼ100年
にわたって未解決だった超難問を、完全に証明して見せたのです。
(そのいきさつは『完全なる証明』マーシャ・ガッセン著に詳
しいです。)

この100年で人類史上に燦然と輝く偉業を成し遂げたアインシュ
タインとペレルマンは、いずれもユダヤ人です。

アインシュタインは途中ナチスドイツに、ペレルマンは大半を
旧ソ連という、ユダヤ人研究者にとっては劣悪な環境や状況の
中にありながら、それをものともせずに、偉大な成果を上げた
ことになります。

二人とも、民族が背負ったあらゆる負の要素を発酵させて、逆
に正のエネルギーへと変換して爆発させることで、人類史上、
誰も到達できなかった高みまで昇り詰めたということなのかも
しれません。

100年に1度の不況という試練は、金融や財政の破綻や膨大な
雇用喪失など、多くの負の遺産を積み上げて山としています。

腐敗した汚物のように、負の汚臭に満ちたゴミの山は、ぶく
ぶくと音を立てて発酵してきています。
私たちも、アインシュタイン達に倣って、負の遺物はすべて、
正のエネルギーへと変換しなければなりません。

さあ、勇気を出して、このゴミ山に点火するのです。
そして、燃えたくる火の中、「火事場の馬鹿力」を発揮して、
かつてないほどの成功を勝ち取りましょう!

そのために、今週も元気に頑張っていきましょう!