犬派猫派 | 店舗探し.comの過去コラム

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2013/2/22

あなたは犬派ですか、それとも猫派ですか?

今日2月22日は猫の日です。

にゃんにゃんにゃんの語呂合わせから社団法人ペットフード協会
が1987年に制定しました。

ちなみに犬の日は11月1日。わんわんわんから、これも同じく
ペットフード協会が制定しました。
1月11日としなかったのは猫の日とあまり近いと、販促上都合が
悪いとの思惑からでしょうか?

統計的に言うと、犬派は犬の「忠実で従順なところ」が、猫派
は猫の「自由でマイペースなところ」が好きだそうです。

犬派は猫の「気まぐれで自分勝手なところ」が、猫派は犬の
「散歩が面倒」が嫌いだとか。

犬は主人に忠実ですが、仕える主人によっては「官憲の犬」
などスパイの意味として使われたり、命令に盲従して「犬死
にする」など、“無駄”という意味で使われることがあります。

「忠犬ハチ公」や「タロとジロ」のように国民的英雄とも言
える立派な犬からは、男らしさを感じます。

一方、権力のしもべという印象が強いせいか、「犬に論語」
「負け犬の遠吠え」などことわざではあまりいい意味で使わ
れることはありません。

なまめかしさと女性らしさと言えば断然猫でしょう。

「にゃんにゃん』と言えば性行為を指しますし、猫には「芸
者」との意味もあります。レズビアン用語では女性役のこと
をずばり「ネコ」といいます。

一方、マイペースな猫は「猫に鰹節」「猫を被る」など、
うっかり心を許せない存在として見られています。

高度成長下、自民党の一党支配が続き、企業では終身雇用・
年功序列が当たり前であった時代には、政党にも企業にも
【派閥】がありました。

自民党の船も大企業の船も、追い風を受けて、たいした努力
をしなくとも順調に前進していました。
党が解体したり、会社が倒産したりする心配などまったくあ
りませんでしたから、内ゲバに熱中できていたのでしょう。

悠長な時代は幕を閉じました。

海は大荒れに荒れ、大きな船といえどもいつ横波を食らって
転覆してしまうかわからず、気が気ではありません。
挙党一致、社を挙げて全エネルギーを外向きに注いだとして
も、船は常にかしいでいます。
仲間内で喧嘩などしていようものなら、あっという間に沈没
してしまいます。

「派閥の弊害」などと言っていた時代がむしろ懐かしく思え
ます。
世知辛い世の中ではありますが、せいぜい、犬派猫派の派閥
争いぐらいは楽しむ余裕を持ちたいものです。

ちなみに私は猫派です。
というか、寒い雪の中を犬と駆け回るよりも、猫と一緒に炬燵
で丸くなってぐだぐだしている方が性に合っているのです。