まどかです。
乗船前日のバルセロナ、
街で夜遊びが楽しめるのは
この日しかない！！
ということで、
今日は「バルセロナの夜」編。
「バルセロナの夜」って響きが
なんとも情熱的なイメージですね♡
そう、そりゃあもう。。
かなり情熱的な夜だったのですよ。
うふふ。
まだまだ楽しみたい街かど散歩から
ホテルに戻って一度部屋へ。
こじんまりとして、
でも美しいホテルの部屋。
窓からはバスを待った並木の歩道が
よく見えます。
まだ日が高いので、
木漏れ日がキラキラしながら
部屋に入ってきます。
これからの1週間に想いを馳せ
ちょっとだけ1人の時間を・・・
・・・なんて言ってる場合じゃない！！
お土産買うの忘れたの！！
今日しかチャンスは多分ない！
本当は夜のパーティー前にシャワー浴びて
少しだけ仮眠しておこうと思ったのだけど、
仮眠はパス！
タクシーでホテルに来る途中に
小さなスーパーを見つけたので
そこまで歩いて行くことにします。
充電も切れてしまったので
スマホは部屋において、
ポシェット一つで出かけました。
海外に行った時のお土産は
土産物店で買うものも多いけど、
地元のスーパーでも買います。
絶対現地でしか買えないものは
スーパの方が多いから、
案外楽しいお土産が見つかるの。
スーパーに行くと、
店長らしきおじさまが笑って
挨拶してくれます。
「Ola〜！」
言葉は通じないけど、
いろいろ親切に世話を焼いてくれて
笑ってるだけでとても楽しい♪
海外に行って一番好きなのは
現地で生活する人の中で
過ごす時間。
私事ですが
大学の頃、演出家の蜷川幸雄さんが
大好きで研究をしていましたが、
彼の言う言葉の中に忘れられない
一言があります。
「生活者」
身分や年齢などは違っても
すべての人間は生活者であると。
この「生活者」っていう
人間らしい泥臭さを感じる言葉が
私は好きでした。
旅先で華やかな観光名所じゃない
路地裏や商店や小さな公園が好きなのは
そういう感覚があるから。
私も一人の生活者。
出会う人たちも現地の生活者。
そんな混じり合う感じの日常がただ幸せ。
そんなことを思いながら
小さなスーパーの陳列棚を
いろいろ物色。
スペイン語で書かれた商品は
写真を頼りに想像するしかないけど、
POPの感じも手伝って
人気商品ぽいものはわかる。
レンジでチンするパエリアや、
ムール貝のオイル漬けなど
自分が食べたいものを大量買いですw
（スーツケースに余裕がないのを
すっかり忘れて買ってしまった・・・）
箱が多少潰れてるのも
味があっていいよねw
ホテルに戻る道は
来た道とは違う裏側を探検。
・・・と、裏道の角を曲がると・・・
う、わぁ・・・・・
細い並木道は、黄色の花
が
絨毯みたいに敷き詰められて
言葉を失いました。
並木の花が落ちて絨毯になってたみたい。
綺麗だな、綺麗だな、とスキップ気味に
スーパーの袋を下げながら
カサカサ音を立てて歩くのも
また乙なもんで♪
充電切れでスマホがないので
この心に沁みた景色は
私の記憶の中にしかないけれど。
なんだか癒された気分で
ホテルに戻り、
シャワーを浴びて化粧をし直して
髪も巻いて・・・
クルーズの旅をご一緒する皆さんと
初めて勢揃いしてお会いする
ウェルカムパーティーに向かいます♪
お気に入りの緑のワンピース。
日本では着る機会もないから
連れてきました♪
素敵なエントランスホールを抜けると
パーティーの受付が見えてきます。
クルーズ船に一緒に乗る
ツアーのみんながレストランに集合して
主催のマツダミヒロさんと
奥様のWAKANAさんを囲み
ウェルカムパーティーという名の
1回目のセミナーが始まりました。
そう、勘違いしないで。
このクルーズはミヒロさんのセミナーを
船の旅を体験しながら受講するのですよw
（わーい♪旅だ〜、と頭の中は浮かれていますが）
まずみんなに配られたのは
とっても素敵な青のノート。
「LIFE TRAVELLER」の金文字が入った
今回の旅の特製ノートです。
聖書を綴じるのと同じ方法で
一冊一冊、手で綴じてくださっている。
「うつくしいもの」
そういうものって、嬉しい。
このノートは旅の相棒。
ミヒロさんからの課題を考えたり、
旅の間に感じたいろんなことを
この中にしたためるのです。
1年前にバリのツアーでもらった
茶色のノートを持ってきてましたが、
地中海の空気にはこの青が合う。
ということで、今もらったばかりの
青いノートを今回は使うことにし、
真っ白なページに書いていくことにしました。
あ〜これがあるの知ってたら
シャープペンシルじゃなくて
手で削る鉛筆を一本、
持ってきたかったな〜
と思っちゃったw
普段あまり意識しない
「時間を感じながらゆっくり過ごす」
というのをしたくなりました。
同じテーブルには素敵なご夫婦や
街歩きを一緒に楽しんだママと娘さん、
初めてお会いする方もいっぱい。
人見知り（←嘘じゃないよ！w）の私は
馴染むまでちょっぴり緊張したけど、
お話ししていて胸が熱くなったのです。
みんな、それぞれの大切な想いを抱えて
それぞれの勇気の一歩を踏み出して
この場に来ていました。
ああ、私だって、そうだ。
日中の街での楽しさとは違う
少しピリッとした感覚になりました。
「この旅で一生涯の友人ができたら」
という期待もしていたけれど、
他にもある想いがあったのです。
私は、10日間日本から離れるなんて
1年前にツアーに申し込んだ時には
とてもじゃないけど考えられなかった。
考えられないけど、
申し込んだからには、何としても
実現できる状態にしないといけない。
だから、苦手だったこと、例えば
「仕事をチームに任せる」とかを
試行錯誤して作ってきた。
そして、
10日間日本を離れることが実現し、
今までの1年の結果がどう出るのか、
たとえそれが吉でも凶でも
この旅を通して受け止めると決めていた。
急に頭の中がぐるぐるして
パーティーの途中で外の空気を吸いに
フラッと会場を出たりしました。
ホテルの外にはこんな素敵なテラスバーも。
いろんな国のお客さんが
ゆっくり夏の夜を楽しんでいました。
気持ちいい夜風に当たって
リラックスしてパーティー会場に戻り
お開きの雰囲気を感じて、
いったん部屋へ着替えに戻りました。
バルセロナの夜ですよ！
終わるわけないじゃないですか♡
街歩きで仲良くなったみんなと
「本場のフラメンコ、見たいよね〜！」
ということで、ショーの予約をしてあったの♪
フロントでタクシーを手配してもらい、
夜遊びに出かけます！！
タクシーが到着したのは
なんとお昼を食べたレストランの近く。
見慣れた風景も、夜になると
別の顔になるもんですね。
地元のお祭りの前日らしく、
たくさんの人が夜の街にあふれていました。
歩道に収まりきらない人の波を
なんとかくぐり抜けて、
レストランの前に到着です。
予約の名前を伝えて2階へ上がると・・・
そう！これよ、これ！！
ショーのステージを囲んで
もうすでにたくさんの人が待っていました！
すごい熱気。
サングリアやシャンパンを片手に
今か今か、と待っています。
（ここだけの話、私から対岸に座っているドアのところのマダムが、荒地の魔女にしか見えなくて・・・w）
みんなの期待も最高潮になった時、
待ちにまったフラメンコショーが始まりました。
歌い手、フラメンコギターの男性陣が
独特の手拍子のリズムに合わせ
情熱的で哀愁感の漂う音楽を奏でます。
そしてステージの奥からもったいぶって
ダンサーたちが登場し、会場が一気に湧き立ちます。
グラマーで力強い女性ダンサーと
スレンダーで渋い声の女性シンガー。
そして、
情熱的なダンスの決闘を繰り広げる
小柄だけれど筋肉質な男性ダンサーたち。
（黒髪の男性はジョニーデップみたいでなんともセクシー♡）
客席に視線を投げ女性客を悩殺しながら
激しくぶつかり合う空気。
歌の歌詞もわからないので
ダンスのあらすじもわからないけど、
気づいたら、涙が流れていました。
フラメンコを見て涙を流す
女子大生旅行者の旅がテーマの
旅行会社のCMがあったような気がするけど
まさにあんな風になっていました。
そういえば忘れていたけど
大学時代、スパニッシュギターに惚れて
アルベニスのスペイン組曲を特に何度も
飽きることなく聞いたのを思い出しました。
憂いのような物悲しさを含んだ
土埃と熱っぽさの感じられる音。
あの雰囲気に自分の感覚を溶け込ませて
夢中で聞いていたあの時間がフラッシュバックしました。
私の遺伝子にはもしかしたら
この土地の何かが混ざっているのか？
と言うくらい不思議な感覚。
ま、純粋に日本人なのですけども。
動画、写真禁止のステージなので
カーテンコールの時の1曲分くらいしか
撮影できなかったのだけど、
少しでも雰囲気伝わるかな・・・？
情熱的で感受性を解き放つような夜を
まだまだ楽しみ尽くしたかったけれど、
もう体力は限界を迎えていました。
フライトでの寝不足と疲れ、
朝からずっとお酒を飲んでいる状態。
ふらふらタクシーを探して歩くのが
やっとになっていました。
タクシーに乗り込んで
ホテルに戻ったくらいからの記憶は
正直ありません。
なんとか化粧は落としたみたいですが、
そのままベッドに倒れて
ぐっすり眠っていました。。。
翌日、6月24日。
すっきりした気持ちで
早朝に目が覚めて、
さあついに乗船の日です！
最高の気分で朝食を食べに。
前日に飲み過ぎて反省したのに、
あ〜あ、見つけちゃった。
朝食会場にこんなもの置かないでよ・・・
しゅわしゅわしたやつ♡むふふ。
はい、今日も飲んでスタート♡w
続く
旅ルート
スペイン バルセロナを出発して、
・スペイン マヨルカ島
・フランス マルセイユ
・イタリア フィレンツェ
・イタリア ローマ
・イタリア ナポリ
の港に停泊し、バルセロナに戻るルート♪
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