昔取った窪塚(゜o゜)\(-_-)
昔取った杵柄
雀百まで踊り忘れず、昔取った杵柄、なんて申しますが、自分の場合は、糞真面目に勉強だけしていた時期もありましたが、もうその頃のことはきれいさっぱりつるりんこ忘れてしまいまして、ああ、もう、どうしようもねえのでごさいます
今日は一つ、久しぶりに連想ゲームめいたことをしようかな、と思います
芥川龍之介さんの小説に、「河童」というのがあります
河童はカッパ。レインコート。レインコートは雨を連れてきます
ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。
ーー芥川龍之介さん「羅生門」より。
雨やみを
待つ場もなくて
傘無くて
冷たい雨が
目の中に降る
「羅生門」は井上陽水さんの「傘がない」を連れてきたのです
今朝来た新聞の片隅に書いていた
だけども問題は今日の雨傘がない
ーー井上陽水さん「傘がない」より。
「羅生門」の「下人」も「若者」でした。
しかし「下人」はたくましく生きる道を選びます。
その代りまた鴉がどこからか、たくさん集って来た。昼間見ると、その鴉が何羽となく輪を描いて、高い鴟尾のまわりを啼きながら、飛びまわっている。ことに門の上の空が、夕焼けであかくなる時には、それが胡麻をまいたようにはっきり見えた。鴉は、勿論、門の上にある死人の肉を、啄みに来るのである。
(中略)
「きっと、そうか。」
老婆の話が完ると、下人は嘲るような声で念を押した。そうして、一足前へ出ると、不意に右の手を面皰から離して、老婆の襟上をつかみながら、噛みつくようにこう云った。
「では、己が引剥ぎをしようと恨むまいな。己もそうしなければ、饑死をする体なのだ。」
下人は、すばやく、老婆の着物を剥ぎとった。それから、足にしがみつこうとする老婆を、手荒く死骸の上へ蹴倒した。梯子の口までは、僅に五歩を数えるばかりである。下人は、剥ぎとった檜皮色の着物をわきにかかえて、またたく間に急な梯子を夜の底へかけ下りた。
「羅生門」の「鴉」と「老婆」は、「お祭り電車」に乗って井上陽水さんの「東へ西へ」に移動します
満員 いつも満員床にたおれた老婆が笑う
お情無用のお祭り電車に呼吸も止められ
(中略)
空ではカラスも敗けないくらいによろこんでいるよ
とまどう僕にはなんにも出来ない
だから ガンバレ みんなガンバレ 黒いカラスは東へ西へ
他人からしたら、「何をつまらないものを」と思われるかもしれないし、くだらない、ちっぽけなプライドかもしれないけれど、地元のいわゆる「進学校」と呼ばれた高校出身の自分は、なんだかんだ言っても「腐っても鯛」と自分に言い聞かせている
そもそも自分が「鯛」ほど優れているはずなどないわけだが、「武士は食わねど高楊枝」、「アヒルの子」、「臥薪嘗胆」、今はどれほどみすぼらしく見えたとしても、いつかは必ず輝いてみせる、(具体的にどんな風かイメージできてない時点でダメダメなんだけど)まあ、そんな風に自分に言い聞かせて、なんとか自分というものを維持している
いろいろと制限はあるけど、(制限がないに越したことはないが)、制限があるが為に可能となることがあると信じて、めげずに諦めず、基礎・基本のできることを積み上げて、輝く人生を手に入れたい
【過去の拙ブログ】
https://ameblo.jp/tenparimax/entry-12862349998.html