続・”わかっている。それは、わかっている。” | てんぱりまっくす~あるいは、スクナビコナ~のブログ

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一度ツイッターに浮気しましたが、やはりこちらのほうが落ち着くようです。

ただいま(/-\*)

引き続き、自分の脳を騙すための備忘録



私はなんとなく脳科学者の茂木健一郎さんが苦手だった魂が抜ける

しかし私が尊敬する方が茂木健一郎さんの動画を紹介していて、「いや待てしばし我が心」と私の心は動いた爆笑おねがい

その動画の内容を正確には記憶していないのだが、猿がお互いに毛づくろいをするように、人間はそれぞれ身の上を案ずる存在が一定数(60人だったかなはてなマーク)いるのだそうで、このことは私に太宰治さんの言葉を思い出させた。


勉強というものは、いいものだ。代数や幾何の勉強が、学校を卒業してしまえば、もう何の役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、大間違いだ。植物でも、動物でも、物理でも化学でも、時間のゆるす限り勉強して置かなければならん。日常の生活に直接役に立たないような勉強こそ、将来、君たちの人格を完成させるのだ。何も自分の知識を誇る必要はない。勉強して、それから、けろりと忘れてもいいんだ。覚えるということが大事なのではなくて、大事なのは、カルチベートされるということなんだ。カルチュアというのは、公式や単語をたくさん暗記している事でなくて、心を広く持つという事なんだ。つまり、愛するという事を知る事だ。学生時代に不勉強だった人は、社会に出てからも、かならずむごいエゴイストだ。学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。そうして、その学問を、生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。ゆったりと、真にカルチベートされた人間になれ! これだけだ、俺の言いたいのは。
ーー太宰治さん「正義と微笑」より。

つまり(はてなマーク)、勉強する側が勉強を苦手としていても、勉強の方からしてみると、「相手にしてほしい」「かまってほしい」と思っている(と見立てたらいいのではないか)と私は思うのだ🤔

ケルトの神話では岩や木などに閉じこめれた、いたずらものの妖精が、何かの拍子で飛び出してくることがあるらしいが、「学ばれる対象」もまた、あるいは「いたずらものの妖精」なのかもしれない🤔
彼らは人間にかまってもらいたくて仕方ないのだ。彼らは「僕らを忘れてはいないかはてなマーク」「私たちはここにいるよびっくりマーク」と必死になって主張している物申す

学習者・探求者である我々もまた、彼らの必死さに応えるべく、必死に彼らを見付けて、岩や木から救い出し、相手になってあげる=学びとる必要があるのではないか🤔

世界をまたにかけて航海する船乗りは、港みなとに恋人がいるらしい爆笑

探求者・学習者である我々は、脳の中にたびたび訪れる仲間=知識をつくり、その様子がどんなであるか=正しい知識が定着しているか、じゅんぐりじゅんぐり、見回る必要がある物申す

魯迅さんはどこかで、希望というものは道に似ていて、もともとあると言えば言えるし、ないと言えばそうとも言える。草の生えたところを多くの人が歩けば道になるし、歩かなければ草が生えるばかりだ。希望というものまた、そういうものだ、みないな文章を書いた(と記憶しているが、あるいは違うかもしれない)が、個人の脳もまた、同様だ(と自分の脳を騙す)。

覚えたての知識があっても、そこにしばらく訪れないと=思い出す、覚え直すなどしないと、頭の中に雑草が生えて、覚えたはずの知識にたどり着けなくなる(と自分の脳を騙す)。

「覚えたての知識」は、きっと、学習者・探求者である我々の訪れを待っている。頻繁に訪れて、かまってあげなくてはならない物申す

また、知識は、これを身に付けないと死ぬ、ぐらいの気持ちでやるといいのかもしれない🤔

デイサービスの送迎ドライバーをしていて、リフトが付いている車両があるが、車椅子の車輪を固定するワイヤーのロックが甘くなり、先輩ドライバーに厳しく叱責されたことがあったえーん

正直、「そんなに怒鳴らなくてもプンプン」とはじめは思った。しかし、万が一車椅子が動いてお客様の命にかかわる怪我をさせてしまったら、ご本人には勿論、ご家族の方に合わせる顔がない。どんなことをしてもお詫びに値せず、どんな償いも風の前の塵となる。

命にかかわることだから、先輩ドライバーは私を厳しく叱責した。そう理解出来れば、つぎからはきちんとやろう、という気になる。

学習においても、「問題に叱られている」感覚を持てれば、正しい知識を身に付けられるのではないか🤔

「チコちゃんに叱られる!」という番組があるらしいが、私の場合は「間違った問題に叱られる!」感覚、「何回間違ってるんだよ!」と言われてる、そんな風に感じることが出来れば、正しい知識を身に付けられるのではないか🤔

「星の王子様」にも、キツネの言葉だったか、キツネに関して言及した言葉か失念してしまったが、こんな言葉があった(と記憶しているが、あるいは違うかもしれない)。

君は君になついたものを、いつまでも大事にしないといけないんだよ。

我が脳に
なつきし知識
無下にせず
是に衒気し地誌
木綱に鵜の川
(わがのうになつきしちしきむげにせずぜにげむきしちしきつなにうのがわ)