(ネタバレあり)
小倉博和さんと佐橋佳幸さんによるスーパーギターデュオ 山弦 がこの春、アナログ盤のベストアルバムをリリースしたということで新たなツアー アナオリベスト・発売記念ツアーですって! が28日に福岡でスタート。2本目となる昨日の京都公演に万難を排して参加してきた。グルーヴ感に満ちたアップテンポの曲も、叙情性豊かなスローな曲も変幻自在の歌うギタープレーを堪能、お笑い満載のMCも健在で大いに盛り上がった。ツアーは10月16日の大阪公演まで11カ所14公演(東京、横浜、大阪は1日2公演)が予定されている。写真の先はネタバレを含むので、これからの公演を楽しみにしている人はご注意を。
去年あった30周年記念ツアーでは一昨年に17年ぶりにリリースしたカバーアルバム TOKYO MUNCH を中心としたセットリストだったけど、今回は3枚あるオリジナルアルバムから選曲されたアナログベスト盤にちなんだツアーなので、セットリストはオリジナル曲ばかりだった。
この日はチケットの整理番号が3番だったので開場後3人目に入場。席は選び放題だったけど、最前列は椅子の間隔が窮屈そうだったので2列目を選択、ほぼ目の前で繰り広げられる2人の超絶ギタープレーを満喫できた。2人ともノリノリで RODEO KING から JOY RIDE の盛り上がりは半端じゃなかった。余りの盛り上がりぶりに本編が終わっても2人は楽屋に戻らず、そのまま1回目のアンコールへ突入。演奏が終わって2人が楽屋に引っ込んでも観客の拍手が鳴り止まず、2回目のアンコールとなったほどだった。
山弦のライブでは演奏はもちろん、ボケとツッコミを絶妙の間合いで2人がかけ合うMCも大きな楽しみ。この日も佐橋さんが冒頭でうっかり口にした「挙げ句」という言い回しを巧妙に繰り返すなどして、観客の爆笑を誘っていた。いつもならMCも可能な限りメモするのだけど、2列目だったのでステージの2人からも僕の手元が丸見えのような気がしたのでメモはセットリストだけで自重。そもそもあの二人のかけ合いは文字に起こしただけでは面白さの真髄は伝わらない気もするけど、次に行く大阪は指定席の後ろの方なのでMCも記録できればいいなぁ。