PRESSに小田さんへ「ド直球」の質問 | IN THE WIND

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(ネタバレ注意)

小田和正さんの公式情報紙 FAR EAST CAFÉ PRESS で昨年から続く「小田さんへ質問!」シリーズ。最新号(Vol.356、2021年5月末発行)では、オフコースのオリジナルメンバーで中学高校と同級生のYASSさんこと鈴木康博さんから再結成のオファーがあったとしたら受けるか?というド真ん中に直球を投げ込むような質問が採用されていた。この企画が予告されていた時からオフコース再結成についてストレートに聞く質問に対して小田さんが明確に「ノー」と答えてしまうのを危惧していたけれど、小田さんの返答は完全否定ではなかったと受け止めた。

 

そもそもこの質問は、2020年2月にBS東テレで放送されたフォークソングの特集番組にYASSさんが出演した際、番組の司会者で古くから小田さん、YASSさんと付き合いがあるイルカさんが「事務所で二人がよく練習していたあの時の感じで二人の歌が聴きたいな」とさりげなくYASSさんに話を振ったことが前提にある。同じく司会の小室等さんも「聴きたいな」と賛同し、最終的にYASSさんは「参考にさせていただきます」と答えていた。僕には、番組の雰囲気を壊さないために明確に否定しなかっただけと思えた。

(この番組についての投稿は→ https://ameblo.jp/tenotookaoka/entry-12575711580.html )

 

小田さんは やったら喜んでくれるだろうなって思うし、きっといい演奏にはなるんだろうなとは思いますけどね。でも、オファーされてもね、やっぱりいろんな事情があるから、なかなかね と答えた後、たまたまネットで映像を見たPPM(二人が高校時代から好きで完コピを目指していたアメリカのフォークトリオ)の演奏について好みの変遷や楽器構成に触れながら、今ならいろいろ音楽的なことを考えると話したうえで まぁヤスとだったらいろんなことができると思うけど、潤ちゃん(山本潤子)に手伝ってもらってやってきたのもよかったしね と語っている。

 

小田さんの答えは頭ごなしに否定することなく、でもやんわりと再結成はないよと伝えているように思える。一方で きっといい演奏にはなるんだろうなとは思いますけどね だったり まぁヤスとだったらいろんなことができると思うけど だったりという発言には希望を見出したくなる、実際のやりとりのニュアンスまで紙面ではわからないけれど、聞き手の西浦清さんが いろんな条件が整えば、やらないこともないないかもしれないですね? と突っ込むと、小田さんは そうですかね(笑) と返していて、最後はけむに巻かれて次の質問へ移ってしまった。詰めることなくあいまいにしておく戦略なのか。

 

質問した人には、どうせならYASSさんからのオファーだけでなく、小田さんからのオファーの可能性も併せて尋ねてほしかった気がする。以前から小田さんはYASSさんからオファーがあれば受けるのではないかと、ファン界隈では囁かれているのだけれど、先のBS東テレの番組でYASSさんは「もう時間が経っちゃったんで、やっぱり今そういうこと考えられないというか」と答えているし、かつて「離れていった自分からは持ちかけられない」というような趣旨のことも言っていたようだ。今の状況では2人のどちらかが積極的に相手に働きかけることは、ほぼあり得そうもない。

 

先の番組でイルカさんさえも今の状況を慮ったのか「無理にやることない、機会があれば」と付け加えていたので、やっぱり坂崎幸之助さんみたいな人が間に立って、2人がわだかまりなく並んでステージに立てるような環境をお膳立てするしかない。昔はそれこそ、2人のどちらとも親しい潤子さんに仲立ちを期待していたけど、事実上リタイアしてしまったので今となってはそれも無理な話。2人の出身校、聖光学院の恩師で在学中の音楽活動にも理解があったトーマス先生にも期待して、学校関係者限定のイベントで生で見ることができなくても録画でもいいから見たいと思ったことすらある。

 

実は僕はバンドとしてのオフコースの再結成はそれほど強い願望は持っていないけど今の小田さん、YASSさんの共演は見てみたいという気持ちは強い。クリ約で和田唱さんと小田さんが映画音楽メドレーを演奏していたように、二人が学生時代に好きだった洋楽メドレーとか、ついでに初期オフコースの曲も演奏してくれれば嬉しい。リアルタイムのオフコースは5人時代から聴き始めたのに、5人のオフコースの再結成はあまりイメージできないけれど、小田さん、YASSさんが二人でギター抱えてステージに立っている姿は頭の中に浮かぶことがある。理由はわからないけれど、理想が無意識のうちに投影されているのだろうか。

 

それはそうと 潤ちゃんに手伝ってもらってやってきたのもよかったしね と言及した潤子さんとのPPMの演奏は、週一放送だった時の 風のようにうたが流れていた や クリスマスの約束 での演奏を指しているのだろうか。YASSさんと共演することが、潤子さんとの演奏の価値を損なうことはないとは思うし、YASSさんも潤子さんと細坪基佳さんと組んでいた Song For Memories でPPMはやっていたので、潤子さんへのリスペクトが小田さん、YASSの共演を妨げる理由にはならないと思うないけどなぁ。

 

 

【6日の備忘録】 朝=ご飯1膳、塩サバ、リンゴ、昼=ジャコネギ炒飯、ミニトマトと茹でブロッコリー。飲酒=赤ワイン4杯。体重=60.4キロ。