NFLメモ(2020 Divisional Round Day2) | IN THE WIND

IN THE WIND

自分のための備忘録。音楽とスポーツ観戦、飲み食い、時々本と映画
Don't think twice, It's all right !

米プロフットボール、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は2020シーズンのプレーオフは日本時間18日、ディヴィジョナル・ラウンド(準決勝に相当)の残り2試合があった。アメリカンフットボールカンファレンス(AFC)は第1シードのカンサスシティ・チーフスが第6シードのクリーブランド・ブラウンズを振り切り、ナショナルフットボールカンファレンス(NFC)は第5シードのタンパベイ・バッカニアーズが第2シードのニューオーリンズ・セインツに逆転勝ちした。カンファレンス・チャンピオンシップ(決勝)の組み合わせはAFCがチーフスと第2シードのバファロー・ビルズ、NFCが第1シードのグリーンベイ・パッカーズとバッカニアーズとの対戦になった。

上図でチーム名の次のカッコ内はシード順位。
 
バッカニアーズ 30-20 セインツ
セインツが犯した四つのターンオーバーが勝敗を分けた。とりわけセインツが20-13とリードの第3Q、パスキャッチ後のボールをパンチングでファンブルさせてカバーし、攻撃権を奪ったバッカニアーズ守備陣のプレーで試合の流れが変わった。この後の攻撃でバッカニアーズはプレーオフ52試合目のレジェンドQBトム・ブレイディが堅実にドライブを進めて同点となるタッチダウン(TD)を決めた。さらに第4Q、バッカニアーズがフィールドゴール(FG)で23-20とリードを奪った後、まだ10分近く時間を残したセインツの攻撃で、レギュラーシーズン16試合でインターセプト(INT)が6個だったベテランQBドリュー・ブリーズがこの試合3個目のINTを献上。バッカニアーズに攻撃権が移り、ダメ押しのTDにつながなったのも大きかった。加えてまだ5分近く試合時間があった次のセインツの攻撃でもブリーズが4個目のINTを喫して万事休した。
 
チーフス 22-17 ブラウンズ
昨季のスーパーボウル王者、チーフスはQBパトリック・ホームズが第3Q半ばでハードヒットを受け、脳震盪で退場するアクシデントに見舞われながら、代役QBの35歳、チャド・ヘニーがドライブを堅実にコントロールし、リードを守り切った。第4Q残り2分では、3rdダウンロングからスクランブルで14yds走って頭から飛び込んで1stダウンを狙った。惜しくも1yds残ったが、4thダウンギャンブルでパスのコールを選択した首脳陣の期待に応えて冷静にパスを通して1stダウンを獲得、勝利を確実にしたプレーが光った。前半3-19と大きくリードされたブラウンズはレギュラーシーズンでリーグ3位のラッシングヤードを記録したラン攻撃が前半は6回、18ydsと不発。後半は16回、94ydsと強みを発揮、2TDにつなげて追い上げただけに、ラン攻撃が少なかった前半のプレー選択が議論を呼ぶかもしれない。