チケットぴあの分配機能を使ってみた | IN THE WIND

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自分のための備忘録。音楽とスポーツ観戦、飲み食い、時々本と映画
Don't think twice, It's all right !

大晦日に横浜で福山雅治のカウントダウンライブがある。9月にチケットぴあでプレミアム会員対象の先行抽選があり、福山ファンの娘から頼まれて申し込んだところ、運良く当選。先日、発券開始の知らせがあったので、東京在住の娘とのチケット受け渡しに、ぴあのチケット分配機能を初めて使ってみた。

 

チケットの分配は、ぴあで購入済みのチケットを他のぴあ会員にシステムを通じて枚数を指定して譲れる機能。家族や知人の分までチケットを買った際、チケットを紙で発券してから郵便などでの送る手間や、受け渡しのために待ち合わせる必要がなくなるのが大きなメリット。
 
これまでも発券番号を知らせれば送付や待ち合わせをしなくてよかったけれど、購入した枚数を一括して発券するしかなかった。分配だと、例えば4枚購入して1枚は自分の手元に残し、残りを1枚ずつぴあ会員の3人に発券前に譲ることができる。譲ってもらった人は自分で発券方法や場所を選択して発券でき、しかも券面の名前も分配先の会員名義になるので、転売対策の本人チェックも気にしなくていい。
 
ぴあ会員ならご存じだろうけれど、ぴあで買ったチケットはクロークというシステムを通じて発券手続きをする。通常、クロークには自分で買ったチケットの一覧が表示され、発券済みかどうかがわかる。ところが、買った分の全枚数を分配すると、クロークからそのチケットが消える。ぴあ本体のサイトの購入履歴は残るけれど、いつだれに分配したかの記録はWEB上に残らない。写真のようなメールでの通知しか、分配を客観的に示す記録が残らないのはちょっと心許ない。
 
昨今、音楽やスポーツのチケット転売対策として、入場時の本人確認を厳格にするケースが増えた。さっき書いたように分配機能は券面の名前を分配先の名義にできるので、転売抑止の観点から買った枚数全部を分配できるとは思わなかった。購入した全枚数を分配できると知ってちょっと複雑な心境。
 
今回みたいに家族や知人とシェアしたり、仕事や病気で急に行けなくなったりした場合、分配は本当にありがたく便利な機能には違いない。一方、本人チェックという転売抑止策を簡単にすり抜けられるという面では、転売屋を利する機能にもなる。チケットを大量に買って、その全部を分配しているアカウントを監視するとかしないと、不正転売の温床にもなりかねないのではないだろうか。
 
【15日の備忘録】
休刊日1日目。朝=ご飯1膳、ジャコ入り卵焼き、リンゴ、昼=牛丼、夜=チリンドロン。体重=61キロ。