保育の問題はあちこちで騒がれるようになり、そのこと自体は悪いことではないが、
具体的に解消に取り組んでみた人ならすぐに分かることが、「この壁は半端じゃない」
ってこと。
仕事柄、割と大きな会社の総務部や人事部のお偉いさんと話す機会がある。
どこでも「人材不足」は同じ悩み。要するに、採用できない。
うちに相談に来る時点で、「事業所内保育所って効果があるのかな」と一定の
興味は持ってるので、ではでは、とご説明して差し上げる。
今どき、保育所問題は国全体の大問題、ってことは、一般論としては誰もが
分かってる。
で、具体的に御社もどうだい?って話をしてみる。
すると、ここだけの話だけど、と前置きをした上で、
『ホンの一部の女性社員のためだけに、会社全体でそこまで投資するのって、ちょっとどうかと思いますよね』
って本音がチラリ。
減っては来てるけど、まだ圧倒的に多い。会社が大きければ大きいほど。
背景は「旦那が働き、女房は家で子供の世話をするのが当たり前」という、ザ・昭和。
旦那は終身雇用の会社で、年功序列で給料が右肩上がりなんでしたっけ?
女性がみんな仕事を辞めたら、労働力って足りてたんでしたっけ?
男女雇用機会均等法って何でしたっけ?
そもそも、あんたは、子ども産めるんでしたっけ?(笑)
欧米に住んでる知り合いはいますか?
専業主婦って英語はありますか?
などなど、ツッコミどころ満載。
高い壁なわけです。
国が保育にまだまだお金を投じないのは、選挙に有効な使い途が他にあるから。
お母さん2票にして、0歳から有権者になったら、一気に変わるでしょうけど。
これは更に先の話。
でも、大事なのは、民間企業のお偉いさん方が、まだまだ昭和レトロな考え方を
根っこにはしっかりと持ってらっしゃること。少子化の原因はあなた方ですよ。
仕事をする上で、性別はホントに関係ない。ただ、これだけのこと。既得権益を
手放したくないって潜在意識に入っちゃってるんだろうか。
保育所不足だけでなく、少子化まで吹っ飛ぶ。
根っこは、男女格差。男女平等を受入れられない方々。
こんなこと言ってる間に、世の中はどんどん進んでいくよ。