【わが指のオーケストラ1〜4】(山本おさむ) | 藤岡扶美\手話との出会いで人生180度変わりました/いつでも どこでも だれとでも、手話でHappyふうちゃんの手のひら

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《きこえない人・きこえにくい人・きこえる人、みんな一緒に楽しい時間を》
■手話でコミュニケーションをデザインする
■手話で奏でる手話うたコンサート
■声と手話で絵本読み

わが指のオーケストラ
この本のことを書きます。

耳がきこえずもの言えぬ子供たち…
その子等が他人に心を開き言葉を知り…
自分の世界を広げ豊かな人間に育っていく…
その事が音楽なんだと…
今日初めて知りました。




大阪吹田市在住てのひら講師
手話うたパフォーマー
藤岡扶美ふうちゃんのブログです。

ご訪問くださり
ありがとうございます


1巻の目次の最初いきなり
第1話 「音楽」!
そして終わりの方
第7話「絵本」!!


20数年振りに、手にした本。

難聴の子を持つ親として読んだあの時も
手話で歌う・絵本を読む立場となって読んだ今も
読後感を言い表す言葉が見つからない。。。


あの時と違うのは、
きこえないが故に「言葉」を持たない子が
ものには名前があることを初めて知る場面の
《花》の手話と

音楽が流れてる場面の
ベートーベンの第九《歓喜の歌》に

それらの手話うたが、
せつなくあたたかく
わたしの胸にひろがること。
いろんな方の笑顔がうかぶこと。



《やさしい…やわらかい
きれいな感じの手話…

手話が…
耳のきこえない子どもたちの心に
音楽を呼び起こすはずだ!!》
(「わが指のオーケストラ」第2巻より)


手話の未来を拓いた男・高橋潔先生を描いた
漫画「わが指のオーケストラ」
(山本おさむ)


20数年振りに再読。
やっぱり泣き過ぎ…


この動画を見て
読みたくなりました。







きこえない子どもをもつ方、
きこえない人と関わる方、
手話に関わる方々に

ぜひおすすめしたい本です。
絵本ではないけれど、
ここに書きました。


耳のきこえない子供には うるおいがなく 

温かい感情が乏しいといわれる。


しかし 人のやさしい感情というものは

いったいどうして 作られるのだろう。

おもに 何によって作られるのだろう。


私はこれを音楽によってと答えるのが 

いちばん当たっているように思う。


うるわしい やさしい感情は 

音楽をきくことによって作られ

そしてまた その作られた

うるわしい感情の表れも音楽だ。


人間は 生まれおちて母親の側に

寝かされている時から

母親の子守唄もやさしい語りかけも

意味は解らずとも 心地よい"音楽"として

きいているのではないだろうか


そのような音楽は 子供の心を

知らず知らずのうちに柔らかく

そして美しく育ててゆく


しかし彼等ろうあ児の場合は

どうだったろう


お母さんがあやして下った

慈愛のこもったその言葉も

せっかく歌って下さった

快い子守唄も


ろうとして生まれた子供には


〜わが指のオーケストラ〜第2巻より