こんばんは、ジュンです。
ラスベガス旅行記とピグライフに時間をとられ、
しばらく映画記事を書いていないことに気がつきました (;´▽`A``アセアセ
久しぶりに見た作品は 【 シャンハイ 】 でございます。
1941年、太平洋戦争開戦前夜の上海。
そこは、列強各国が互いに睨み合う、
複雑な均衡の上に築かれた、妖しくも危険な “ 魔都 ”。
米国諜報員のポール・ソームズ(ジョン・キューザック)は、
親友でもある同僚コナーの死に直面する。
上官から彼が裏社会の大物、アンソニー・ランティン(チュウ・ユンファ)の
動向を探っていたことをつげられ、
新聞記者の身分を使ってコナーの死の謎を追うように命じられる。
さっそくランティンに近づくソームズ。
やがて捜査線上には、ランティンの妻で謎めいた美女アンナ(コン・リー)、
日本軍情報部のトップを務める大佐ナタカ(渡辺 謙)、
コナーの愛人で忽然と姿を消した女・スミコ(菊池凛子)ら、
事件のカギを握ると思われる男女が浮上してくる。
そんな中、アンナの秘密を知ったソームズは、
次第に彼女の魅力に強く惹かれていくのだが・・・。 ( allcinema より )
日米開戦前の複雑な国際関係がそのままの、
混沌とした猥雑な上海の街を舞台に繰り広げられる、
謎解きスパイミステリー。
さぁ~、事件の真相と大戦の行方はどうなるんだ・・・・?
これだけの役者が並んでいれば、いったいどんな作品になっているのか、
興味が湧かない訳がありません!!!
殺された仲間を捜査するために潜入したスパイ。
中国マフィアにその謎の妻。
殺されたスパイの愛人となぜか繋がっていそうな日本軍人。
そして、愛人も姿を消し・・・・
もう、素晴らしい舞台設定ではありませんか!!!
しかし、何と申しましょうか、どうにも中途半端でございました。
謎解きミステリーだと思っていたら、
女絡みの色恋沙汰!!?
せっかくスパイ殺害の意味が見えてきたのに、
そこはさらっと流されて、消えた愛人をめぐる三角関係の話へと、
要点がシフトしてしまうのです。
しかも、カギを握っているとされるスミコの背景がまったく見えないので、
なぜこの女がそんなに重要なのか、イマイチ分からない・・・
役者たちが好演しているからこそ、残念さが強く残ります。
日米開戦に絡むスパイ合戦のサスペンスにした方が、面白かったような気がします。
どこまで史実に忠実なのか分かりませんが、
結局、女たちに振り回される男の姿に、
歴史の影には女がいるんだなぁ~ と、しみじみ思った管理人でございました。