【 ホテルビーナス 】 | Darkside of the Moon

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【すんも賞を狙え!!】今まで一番泣いた映画は? ブログネタ:【すんも賞を狙え!!】今まで一番泣いた映画は? 参加中


こんばんは、ジュンです。

こんなブログネタを見つけなければ、
過去に見た映画の感想などは、書く機会はなかっただろうと思い、
いいチャンスなので、忘れられない映画のことを書くことにいたしました。
かわいそうな場面、悲しい場面、辛い場面ではほとんど泣くことの出来ない管理人・・・
なのにこの映画は、訳も分からずに涙を流し続けた作品です。



   
   最果ての街。
   ワケありの流れ者たちがひっそりと暮らすホテルビーナスに、
   ある日、不思議な父娘がやってきた。
   頑なに心を閉ざす父娘と触れ合おうとするうちに、
   住人たちはやがて自分の心を見つめ直していくが。

   誰かの心の扉が開くと、他の誰かの心が閉じる。
   いつかみんなが、本当の笑顔を見つける日が来るのだろうか。 (HPより)


日本映画なのに、全編韓国語。
ロケ地は、ウラジオストック。
使われている音楽は、LOVE PSYCHEDELICO。
そして、映像は薄くブルーがかったモノクロ。

無国籍で、無機質な映像の中に閉じ込められながら、
ホテルビーナスの住人たちは、なぜが人の温もりを持っている。
ベッタリではなく、ちょっとだけ・・・
そう、お互いをちょっとだけ意識しながら、
ほんの少し繋がりながら、心に傷を持って生きている。

現実味をまったく排除し、言葉すら字幕で読ませると言う手法が、逆に、
切なさと、暖かさを、ストレートに心に伝えることになったのだろうと思う。
住人が繰り広げるエピソードは、他愛のない日常なのに、
その一つ一つが、それぞれの人間にとってはとても意味のあるもの。
そのことは、映画を離れた現実の世界にも通じることなのだと、
この映画は教えてくれる。

ラストで、モノクロの画面が一瞬にしてカラーに変わる・・・
その時の、凛とした青空が、この映画のすべてなのかも知れない。
どんなに傷ついたとしたも、
心のどこかで持っている暖かさが、人に笑顔を取り戻させるのだと・・・

そんなことを思いながら、涙を流していた自分を思い出した管理人です ゚゚゚゚゚-y(^。^)。o0○



この映画で「 ボウイ 」役を演じていたのは、
【 王の男 】で美しい「 コンギル 」を演じていた、イ・ジュンギでございます。
ちなみに、この映画が彼のスクリーンデビューとなっております ( ´艸`)


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