様々な種類の発達障害、人格障害、愛着障害、鬱病などの精神障害など、

「○○障害」と付くものがどんどん増えていますが、

20年以上この業界を見てきて、
今の日本の精神医療の状態は本当に酷いものです。


精神医療に限ったことではありませんが、
今の政権下の日本は
本当にどうしようもない国 になっています。

実は発達障害も鬱病も人格障害も
今みなさんが苦しんでいる本当の原因は、
バブル以降の20年以上、
自己責任を強制し弱者切り捨てでみんなが安心できる社会を壊し、
助け合いの社会観を作ってこなかった今の政権与党による
構造的な問題なのです。



具体的には
まず、そもそも現在の心療内科や精神科の病院は、
診断と投薬しか保険診療の点数にならないので、
根本原因の究明や解決といった「根本治療」は基本的に行いません。

( 実際に病院は、対症療法として薬を売るためだけの場所に過ぎませんが、それは国民に知らされてされていません。)


端的に言うと、現在の医療制度は、与党政府の集票マシンである大手製薬会社が勧める方針に則り、たくさん診断名をつけて、たくさん薬を売りつけることだけが目的となっています。


では私たち民間の有志ができることは何は?

どうすれば良いのか?


それが、
国内外の専門家たちの最新の研究から学び、
「真の根本原因の究明と対策」です。


そして
そこから見えて来た事実として
まず現在の医療の欺瞞や問題点を暴く必要があります。


まず一つ目の問題は、
日本の医療はすべてに「障害」と言う言葉をつけて、
「根本原因」と「症状」をごちゃまぜにしています。

ただでさえいろいろな病名があり、ほとんどの人は複合的に併発しているので、もう何をどうしたら良いのか分かりません。


医者の方も、そもそも対症療法だけが目的で、根本治療は目的ではないので、原因の究明方法も習っていませんし、根本治療の方法も学んでいません。

というより、そもそも病気自体がまだまだ解明すらされていないのです。

医学生向けの専門書を読んでも、ほとんどの精神関連の病気は、「まだ詳しい原因は解明されていません」と書いてあるだけです。

しかし、それはイコール「日進月歩で変化していて希望もある」と言うことです。

だからこそ
私のような「独立した有志」の人々が
活動しなければならないのです。



そこで私がまず考える今できることは

「まず根本原因と症状をはっきりと分ける」と言うことです。

例えば
発達障害と愛着障害は「根本原因」です。
一方、人格障害と精神障害は「症状」です。

この1番大切なことにすらほとんどの人は気づいていません!!

当然ですが症状は、根本原因を治さない限り完治しません。


もちろん様々なストレス要因が重なり起こっているので、そうした副次的な悪化要因を一つ一つ取り除き対症療法で緩和することも必要です。

しかし本質的には
根本原因を治療することが最終目的のはずです。

しかし病院ではそういった指導は一切行いません

( 現段階では心理教育やカウンセリングや精神療法と言うものは時間ばかりかかり、保険適用外で点数にならないからです。)
しかし
「患者が病院での治療が全てだと思い込んでいること」
はひとつの大きな問題です。




では具体的にはどうすれば良いか?

まず根本原因の1つである「発達障害」については、
これは生まれついての特性なので、基本的には治りませんし、本質的には無理して治す必要もありません

ただ、この特性について自分でよく認識し、社会との軋轢を避けたり、上手く利用して自分らしい人生を築く必要があります

言い方を変えれば、「ひとつの極端な個性」に過ぎませんから、その評価は周囲や社会の価値観でも変わりますし、「物は使いよう」で生かすも殺すもやり方次第です。

近年、発達障害の人たちが目立って問題視されるのも、
バブル崩壊以降の社会が
「弱者切り捨ての政策」に変わったからです。 


そもそもこういう人たちは
過去にも未来にも永遠に存在するのが自然の状態だし、
今まではちゃんと包容力のある社会で
助け合って共存してきたのです。


発達障害の対策についてまとめると、
◇しっかりと自己認識して個性を生かす道を自ら構築し、
◇周囲との摩擦を上手く回避し、
◇助け合いの価値観を持つ人たちの環境で生きる、
と言うことです。





もう一つの根本原因である
「愛着障害」ですが、

これは幼少期に親や兄弟や友達から
無視されたり虐待されたり見捨てられたりして、
十分に話を聞いてあげたり認めてあげたり褒めてあげたり優しくしてあげたり満足させてあげたりが足りなかった場合に起こります。

こうすることで人間は安心して自分の存在や人生を肯定することができるようになります。

しかしそれがないと「いつも不安で神経質な状態」(昔で言う「神経症」)になってしまいます。

これがあまりにひどくなると「統合失調症」(昔で言う「精神分裂症」)になりますが、

その境目にあるのが
特に愛着関係による精神が不安定な「境界性パーソナリティ障害」であり、

それに伴いいつも心に余裕がなくて自分のことばかりになってしまうのが「自己愛性 人格障害」です。


しかし
この「根本原因」である愛着障害も
「症状」である人格障害も、
実は本質的な原因はただ1つで
「この世の中は安全で安心だという感覚を、
幼い頃に得られなかった、又は奪われたせいで、
常に安心できない不安な状態にある。」
と言うことだけです。

これは「虐待された犬など」と同じです。

それを治すには、温かい人たちと付き合って少しずつ負の認識を変えていくしかありません。
( ですから、今のような弱者に冷たく厳しい社会政策の下では無理でしょう。)


そして皆さん勘違いしてはいけないのは、

この人格障害は「症状」である限り、根本原因を取り除けば、
「必ず治る」と言うことです。


とあるFacebookページで、人格障害のあるあるをまとめたサイトがありました。
これを読んでいると確かにその通りなのですが、
「症状」である以上誰にでも多かれ少なかれ当てはまるので、
誰が読んでもどんどん気が滅入ってきます。

そして
「これは確かに自分の性格だから ( =自分自身だから)、治らないだろう。」
と言う錯覚に陥ってきます。


このような「レッテル張り」は「占い」と同じで、
心理学的に見ると
「それを見れば見るほど、その方向に寄って行ってしまう。」と言う特性があります。

即ち
このようなサイトやテレビ番組や本を見れば見るほど、
誰でも自分に当てはまると言うことで、
「自分も病気ではないか?」と言って診察に行くので
病院と製薬会社が儲かり、今の政府の思うツボ
というカラクリです。


しかも
人格障害は「症状名」なので、
「いろいろな状況やストレスに追い詰められれば、
誰にでも出るものです。

繰り返しますが、
これは「症状」なので「治るもの」ですが、
多くの人は「本来の自分自身の性格である」と認識してしまっているのです。

そして「根本原因」ではない「症状」である以上、
そこにいくら注目しても意味は無いのです。
( むしろ、ますます悪くなるばかりです。)


私たちが注目して究明・対処すべきは、
「人格障害という症状の、根本原因である愛着障害の方」です。



では「愛着障害」に対しては
具体的にどうすれば良いか?

まず1つ目に言える事は、

先ほど話した「発達障害」も、
この「愛着障害の問題」によって大きく左右されるので、こちらの方がむしろ重要だということです。

(そもそも発達障害は問題ではなく特性です。
それが様々な後天的なストレス要因によって、おかしな方向に育ってしまうのです。)


「愛着が不安定で、ストレスに弱い状態」であればあるほど、
生来の「発達障害」の症状が重く、かつ悪い方向に出てきます。


「根本原因の第一要因である先天的な発達障害」が、
「根本原因の第二要因である後天的な愛着育成の問題」によって「人格障害」を併発し、
「発達障害」のコントロールをさらに困難にします。

逆に言えば、「愛着の問題」を解決すれば、
「人格障害」はもとより、「発達障害のコントロールの問題」も良い方向に向かいます。



その他にも
もしあなたが職場や学校への「適応障害」や、
買い物やギャンブルなどの「依存症」など
様々な「症状」に苦しんでいるのなら、
その「根本原因」も、すべてはこの「愛着(不安)障害」であり、これを改善することですべて解決するのです。

少年や刑務所に入っている人たちが、
必ずと言って良いほど
「幼少期に不幸な愛着関係を持っていた」という事実がその証拠です。


こうした「詳しいメカニズム」を知らずに、
様々な根本原因や症状をごちゃまぜにして
どんどん「負のスパイラル」に巻き込まれている人がほとんどです。


そこへ持ってきて、
先程の「病院のカラクリ」に巻き込まれていますから、
「そもそも誰も正しい根本治療の方向に努力していない」のです。


ここまで話をスッキリとさせれば、
「あとは " 愛着障害の問題 " に集中するだけ」と分かりましたか?


しかし現代社会は「愛」などという目に見えないものよりも、
お金や経済効率の方ばかりです。

「忙しいから愛を失った」とも言えます。

日本はバブル以前は受験競争もありませんでしたし、今のような競争社会ではなく、助け合いの共生社会でした。
日本人はお金や豊かな物を集めることに夢中になり、
その後のバブル崩壊による不況が追い打ちをかけ、
資本主義や合理主義の名の下に
愛情や人を思いやる大切さを失ってしまいました…。

かといって
もちろん「お金が必要ではない」と言うことではありません。
一方では「お金に余裕があるから、人に愛情を持つ余裕も生まれる」ともいえます。

このように「お金と愛情は相反するもの」とも言えますが、同時に「同じもの」だともいえます。


では具体的にどうすれば良いのか?


精神医療の「認知療法」では、
「白黒どちらかだけという、二分思考」は
問題がある考え方だとされます。

そして
相反する2つの思考(両価的価値観)を統合させることが治療の目的となります。

すなわち、
「お金と愛情は相反するもの」だという認識が、
「お金の為には愛を切り捨てるのも仕方がない」という「狭く冷たい認識」を作り出し社会の問題を引き起こしており、
それを解決するためには
「お金と愛は同じものである」(お金儲けは愛儲け)という認識に変える必要がありますが、
これが一筋縄では行きません。


ではどうすれば「認識」を変えることができるのか?

そもそも「認識」と言うのは、過去のあなたがその時に感じた「感情」であり、その状況における「ひとつの人格」とも言えます。

幼少期に満たされなかったあなたの強烈な感情は、
あなたに強烈な価値観と性格を形成しました。


例えば、トラウマPTSDが分かりやすいと思います。

過去に作られたその恐怖を抱いているキャラクターは、あなたが制御できないところで勝手に動き出し、あなたを支配しています。

そこまで酷いものでなくても、
あなたが幼少期の過去に感じた「感情」から作り出された「様々なキャラクター」は、
現在のあなたを無意識に支配しています。



そして更にもう一つの大きな問題は
それは1つではなく、複数あるということです。

即ち、あなたの中にはたくさんの人格(キャラクター)が住んでいるのです。

その強烈なキャラクターたちがあなたの中で
逆方向に引っ張り合っているので、葛藤や迷いが生まれているのです。

そして
「あなたの中にはどんなキャラクターたちがいて、
どのキャラクターがどのようにあなたを支配しているのか?」
を知ることがとても難しい理由は、
「あなたはすべて無意識で行なっている」ということです。

あなたは常に自分自身は1人だと思っていますが
実は過去に作られたキャラクターたちが神出鬼没に出てきては入れ替わり、
あなたの知らない無意識下で勝手に認知や判断を下しているため、
全体で見ると矛盾や葛藤が生じて悩むことになっていのです。

「本当はそれはやるべきではないとわかっているのに、どうしてもそれを止めることができない」
というのが
様々な精神関連の障害に共通する症状です。

ですからこれが
人格障害、精神障害、適応障害、依存症など
様々な「精神症状」の「根本原因」である
「愛着(不安)障害」のメカニズムなのです。


では具体的に、
「あなたを無意識に支配しているキャラクター」を
どのようにコントロールするのか?

幼少期の「愛着の問題」から発生した「強烈な感情による人格」を、どのように統合して行ったら良いのか?


あなたを無意識に支配しているものの正体