JohnnyB. Goode-Back to the Future  ~ ハーメルンの笛の音 | いつも 0-40   

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私の名前はMAMA DAISUKI
完全無欠の落ちこぼれテニスプレーヤー
テニスを始めて5年目いまだ連敗記録更新中
やっすい時給で頑張ってるのはテニスのため
練習していつかあこがれの草トーに挑戦
いつかきっとゲットできるはずの1勝めざして今日もコートへ

子どもの頃絵本で読んだ
「ハーメルンの笛吹き」
伝承の元は諸説あるけれど
パンデミックが元になっている
と記述された資料が存在する

このハーメルンの笛吹き男のお話は
ドイツのハーメルンで1284年6月に
起きた実在の事件が伝承の元だと
云われていてグリム兄弟を含む複数の
人達の手で記録に残され絵本になって
現代の子供達にも伝えられている

話の概要はこんな感じ
1284年ハーメルンの町にはネズミが
大繁殖し人々は日々の暮らしにも困る
様になっていた 

そんなある日
笛を持ち色とりどりの布で作った衣装を
着た男が現れて報酬をくれるなら街を
荒らしまわるネズミを退治してみせる
と持ちかけた
ハーメルンの市長は男に報酬を約束
男が笛を吹くと町じゅうのネズミが
男の後ろについて川にいき自ら溺れて
死んでしまった 街は日常を取り戻した

なのに
ハーメルンの市長は笛吹き男に
報酬を払わなかった
怒った笛吹き男は住民が教会にいる間に
街に現れて笛を吹きながら通りを歩いた
笛の音が流れると町中の家から子供たちが
出てきて男のあとを付いていき
山に入って二度と戻ってこなかった

ウィリアム・マンチェスターは
"炎のみに照らされた世界"という
1992年の著書でこの事件が起こった
のは1484年で精神異常の小児性愛者
による児童を誘拐殺害事件だと主張
しているけど裏付けはゼロ
※ウィリアム・マンチェスターはアメリカの作家で
 歴史も大好きなおじさんでいろいろ研究してた


別の説だと少年十字軍運動に参加して
命を落とし街に帰らなかったというのが
あるけどこれは1260年の戦闘で壊滅した
ハーメルン市民軍の話が変形したものだと
云われていて年代的にもちょっとあわない
少年十字軍は1212年なんだよね

一番真実味があるのは子供達は植民地で
自分たちの力で新しい村を作ろうとして
自らの意思で両親街に決別したという話
実際にこの時代に創建された村と都市は
ハーメルンの子供達による開拓だと考え
られている 笛吹き男はリーダーの象徴
ではないかと云われている

この話には13世紀のドイツの時代背景
があった 人口が増えすぎて各家の
長男だけが家督を相続し他の兄弟は
長男の使用人のようになるしかなかった
もっともこの問題は後の時代で病気の
流行が解消するという悲しい歴史がある

で…この話の流行した病気が"ペスト"
ネズミが媒介するペストの致死率は高く
大幅に人口が減った 子どもたちはペストの
流行で亡くなったという説
ラテン語の資料だと"笛吹き男"の正体は
死神の象徴だと記述されてる

ペストはペスト菌による感染症
日本での病名は黒死病
皮膚が内出血によって紫黒色になる
罹患した場合の致命率は60%から90%
エボラ出血熱の致死率が40〜70%だから
どれだけ怖いかがこの数字で分かる

物由来感染症で宿主はネズミ
野生動物やペットからの直接感染
人から人の飛沫感染の場合もある

複数回の世界的に大流行した記録があり
14世紀には世界人口4億5000万人の22%に
あたる1億人が死亡したと推計されている

1348年それから1420年にかけて断続的に流行
肺炎などの合併症によりほぼ全員が死亡
イギリスやイタリアでは人口の8割が死亡
全滅して地図から消えた街や村もあった

19世紀末に北里柴三郎によって原因菌が
突き止められ有効な感染防止対策が提唱
された 日本の医学者が抑え込んだんだね
でも…撲滅はできなかった
ペストは近年も断続的に流行していて2004年
から2015年の間で世界中で56,734名が感染
4,651名が死亡している

人類とウィルスの戦いは惨敗状態
麻疹 風疹 日本脳炎 インフルエンザ
エイズ 結核 マラリア 狂犬病
撲滅できたのは"天然頭"だけ

他のウィルスで非常事態にならないのは
撲滅はできてないけど抑え込みには成功
してるから

コロナの抑え込めるのはいつなのか…
ハーメルンの笛吹き男の笛の音を
止めることはできるのか
今は静かに待つしかないですね (´・ω・`)


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