華やかでサンタクロースを待つ
子供もこの時期ばかりは子供に
戻ってツリーを飾る大人たちも
みんな心から楽しんでいたと思う
空から鉄の塊と遺体が降ってくる
なんて誰も思っていなかった
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1960 New York air disaster
1960年の12月16日
アメリカで国内線旅客機が空中衝突
地上に落下して乗客乗員全員と地上の
通行人6人が命を落とす事故が起きた
機体は落下しクリスマスを待つ教会
ツリーを飾る子供たちのアパート
商店など10棟の建物を一瞬で破壊
路上でクリスマスツリーを
売っていた人も犠牲になった
シカゴからジョン・F・ケネディ国際空港
に向かうユナイテッド航空826便には
乗員7名乗客77名が搭乗
オハイオからニューヨークの空港に
向かうトランスワールド266便には
乗員5名と乗客39名が搭乗
午前10時33分飛行中雲の上で衝突
ユナイテッド航空826便のエンジンが
トランスワールド266便の客室を直撃
266便の客室は破壊され空中分解し
残骸となって地上に落下していった
ユナイテッド航空826便は落下は
免れたが操縦不能に陥って
ブルックリンのパーク・スロープに
墜落した
ブルックリンのパーク・スロープは
商業施設が立ち並ぶ目抜き通り
閑静な住宅街と教会で構成される
クリスマスの近い16日は買い物を
楽しむ人達で溢れていた
墜落直後には3名の乗客が生存
救助されて搬送されたが病院で死亡
結果全員死亡となった
犠牲者134名
墜落の原因はヒューマンエラー
ユナイテッド航空826便の判断ミス
更に管制塔もコックピットのミスを
見逃してしまっていた
事故当日
小雨と霧と雪が混じって視界を妨げ
826便の機長は自動方向探知機を使用
管制塔からは通常の航路より短縮した
経路を取る許可を得た
許可された内容はプレストンまで
12マイル約20Kmの航路短縮
ところが自動方向探知機は誤作動していた
ユナイテッド航空826便は自機の位置を
誤認してしまい本来の航路を15㎞も逸脱
更に管制塔も826便の逸脱に気が付かなかった
結果既に無事航路を飛び着陸態勢に
入っていたトランスワールド266便の
背後から高速で客室を直撃した
この衝突事故はアメリカ全土の
航空管制システムにレーダー管制が
整えらるきっかけになった
現在アメリカ上空を飛行する旅客機には
トランスポンダーtransponderと呼ばれる
地上からの電波を受信し増幅して異なった
周波数で再び送信する中継器が搭載され
衛星を使って航空機の位置情報を知る事が
できるようになった
この5年後の1965年12月
同じニューヨーク上空で
Eastern航空853便とTransWorld航空42便が
空中衝突事故を起こす
原因は目の錯覚によるヒューマンエラー
この事故は神に助けられたかのような
機長の操縦で沢山の命が救われた
イースタン航空853便は
乗客乗員54名が搭乗
死者数4名 50名が生還
トランスワールド航空42便は
乗客乗員58名が搭乗
全員が生還している
5年前の衝突事故で命を
落とした乗客たちの魂が
天国から舞い降りて事故から
搭乗者たちの命を救った
クリスマスの奇蹟*:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆
犠牲者の魂が天国の園で
安らかにあることを祈って
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