※このブログは2014年9月 2015年8月のブログ"9月の雨 ~ 季節の深淵"に加筆
2015年8月にUPした記事の再UPです
気温が落ちてきたね(*゚.゚)ゞ
秋の足音がするこの頃
もうすぐ9月*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
英語での月名はSeptember
ラテン語で"第7の"という意味の
"septem"に由来している
紀元前153年*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
それまで3月を年の始めとしていたのを
1月を年の始めとすると改めた
この時名称を変えなかった為
9番目の月に第7という名前が
ついたままになった
日本では長月と呼ばれる季節
語源は色々
旧暦の9月は現暦の10月上旬から11月の上旬 ゚・*:.。..。.:*・゚゚
陽が落ちる時間が段々早くなり夜が長く
なってゆく季節を表現したとする説 φ(.. )
雨が多く降るから長(雨)月なのだと云う説
毎年稲穂が実る季節
"長"は稲が毎年実ることを祝う意味が
ある漢字 故に(穂)長月だと云う説 *o○☆
月が美しい季節
名残月が長月に転じたと云う説 。゚。★
長い夜の美しい月を略したものだと云う説
様々゚・:,。゚・:,。★
昔の人々は
秋と共に訪れる風の神が連れてきた強風に
稲が倒されないよう豊穣の神に祈る為
神輿を担いで祭りを催した
そう…(-。-;)秋祭り
中秋の名月もこの月*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
遠い昔人々は月の満ち欠けを見て
暦を読み農作業や祭事を行った
特に満月の夜は大切な日
ススキを飾って縁側で団子や柿 栗
里芋 枝豆等を供えて美しい月に
様々な物語を重ねて思いを馳せた
かぐや姫が月に帰って
いったのも秋の夜だった
中国に二つの伝説がある
。o○☆仙人が弟子に云った"9月9日に
お前の家に災難がある 家の
者に袋を縫わせそれに茱萸を
盛って高い処に登りなさい
菊花酒を飲めば災禍を免れる"
"茱萸 グミ"は被子植物 果実は食用になる
ああ 菓子のグミとは無関係 d( ̄  ̄)
弟子一家は仙人の指示通りにし
家人は災難を免れた けれど
家畜が身代わりになって死んでいた
。o○☆菊慈童という名前の小さな子供が
菊の沢山咲いた山に流罪になった
幼いながら皇帝に仕え
マッサージ係を務めていた
ある日よろけた弾みで
皇帝の枕を蹴ってしまった
死刑は免れたけれど深い山に
置き去りにされた
秋の山の木々は幼い子供を
哀れんで知恵を授けた
木々たちの囁きで子供は
お経の一説を菊の葉に書いて
そこから落ちる花の梅雨を飲んだ
子供は子供のまま800歳まで生きた
深い深い 秋という季節が伝える伝承
昔 菊は日本には自生していなかった
奈良時代に薬用として大陸から伝来
以来 仙境に咲く菊は老いを拭い
若返りと長寿の効能があると信じられてきた
後鳥羽上皇が身の回りのものに施したことで
やがて天皇および皇室の紋にもなった
日本神話の中では 死者と生者を取り持った
ことから仏花や献花としても使用されてきた
秋の花は他にもある*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
金木犀 秋桜 萩 彼岸花等々
古代*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
神々も豊穣の秋を楽しんだ
9月を護るのは女神デーメーテール
名前は"母なる大地"を意味する
豊穣の神であるデーメーテール
穀物の栽培を人々に伝授し豊かな
実りを与えた *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
9月の向こうは神無月*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
出雲では神々の宴の準備が
進み始める季節になる (*゚ー゚)ゞ
写真は歴代の駆逐艦長月
9月の暦から名付けられた