第2回 いのちのコンサート 開催決定! | 天然デンネンズ

天然デンネンズ

ボーカル 勝見智子
ギター 高藤昌幸

景色の浮かぶ音や言葉を大切に曲を作っています。

※超絶長いのですが、
是非とも目を通していただけたら 嬉しいです。

「音楽を通して 様々な角度から
いのちや  生きることを見つめる」

というコンセプトのもと
昨年 主催開催した
「いのちのコンサート」の第2回目を
今年も開催することになりました。 
若葉の揺れる さわやかな季節です。

5/12(日)住吉区民センター小ホールにて。
お昼のコンサートです。

昨年も一緒に紡いでくださった
天然デンネンズが
愛してやまない 大好きなメンバーと。

パーカッション 池田安友子さん、
ベース 上原周平くん、鍵盤 花田えみちゃん、
ゲストシンガーは、
中川こうやさん  名古屋から Asumiちゃん。

昨年とはまた少し趣向を変えて、
でも、軸である
「いのちを見つめる あたたかい時間にしたい」
ということは変わらず。
いい時間にしたいと思っています。

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「いのちのコンサート」に至るまで。
遡ること6年前。

天然デンネンズの
ある歌がきっかけとなり
社会福祉法人 
関西いのちの電話の活動を知りました。

「ふるさとの音色」

天然デンネンズのオリジナル曲、
ふるさとの音色を
関西いのちの電話全国研修大会の 大会
オープ二ング曲として
演奏させていただいたことがきっかけで 
その活動を知りました。

いのちの電話は、50年近く続く団体で
24時間365日 ボランティア相談員の方々が 
電話の前で待機し、
人々の悩みに耳を傾けてこられています。

相談員になるためには、
2年間週に1度の研修、
半年の実地研修を終えて
はじめて
相談員になることができます。

いのちの電話の相談員とは、
そんなボランティア活動です。

少し伺っただけでも
決して生半可な気持ちでは 
取り組むことはできない活動だと感じました。

全国相談員研修大会の後、
関西いのちの電話のボランティアサポーター
「KAIND劇団」の皆さまと知り合い、

中高校生などの若い世代に 
いのちの電話の存在を伝えていきたい、
という想いに賛同して、
学校で「いのちの授業」を
させていただくことになりました。

わたしたち、天然デンネンズの役割は、
もちろん音楽。
学校の体育館でのライブです。

「天然デンネンズの音楽を
子どもたちに 伝えて欲しい」

…その言葉を頂いた時の 気持ちは 今でも
上手く言葉にできません。

自分たちにそんな 大それたことが
できるのだろうか。
多感な時期の子どもたちは 
どんな風に感じるのだろうか。

色々な想いが駆け巡りました。

ただ、
自分たちの音楽が必要とされている、
ということを強く感じて…
何とも表現しがたい 胸の高鳴りは、
今でもはっきりと覚えています。

そんな中で始まった 「いのちの授業」。

自分たちが思うよりも ずっと ストレートに子どもたちに伝わっていくことを感じました。
改めて 強く 音楽、歌の持つ力を感じられた…
驚きにも似た気持ちでした。

そして
いのちの授業をさせていただいて
1年が経った一昨年、

「人の心の近くに寄り添える
音楽を通して 大人も対象とした 
いのちをテーマとしたコンサートを
開催して欲しい」
というお話をいただきました。

自分たちにそんなことができるのか…
心が固まるまで 
3ヶ月ほどかかったと記憶しています。

でも、
挑戦してみたい。
自分たちの音楽が 
だれかの明日へ続く なにかになるなら。

命を懸けて取り組んだと言っても
過言ではない …
それが、
昨年の「第1回 いのちのコンサート」でした。

このコンサートを共に創っていきたい、
と思った 
4組の素晴らしいミュージシャンたちを迎えて、
様々な角度から 
いのちをテーマにしたコンサートを
開催しました。

読売テレビのニュースtenにも 
取り上げていただいて 
たくさんの反響をいただきました。

(番組は こちらからご覧いただけます→
https://youtu.be/UYq3yUhSKq0)

番組の中でも紹介していただいた
合唱曲「いのちの種」。

子どもたちの前で 
いのちの授業をするようになって
じんわりと、少しずつ 湧いてきた
「子どもたちに歌を残したい」という想いが
コンサートのテーマ曲でもある
「いのちの種」への繋がっていきました。

その時は ピンとこなくても
人生を歩む中で いつか じんわりと
ふんわりと、
目に見えないなにかが 
心を包んでくれるような
そんな歌を残せたら。

歌が、「記憶」ではなく「感覚」として
残っていってもらえたらなぁ、と思って
歌ってもらえる 合唱曲にしました。

合唱ガイド音源とピアノ伴奏譜のセットにして
販売し、
コンサート収益と合わせて 
関西いのちの電話へ寄附をしました。

金額は 大きくなかったけど、
たくさんの気持ちが集まったお金でした。

私は、
ただ寄附をする、のではなく
音楽を通して生まれた気持ちが 
社会貢献という形に繋がっていけばいいなぁ
と思っていたので

その想いは 一緒に紡いでくれた
ミュージシャンのみなさんや
足を運んでくださった方々
他にも 心を寄せてくださった皆さまの
お力添え、あたたかい気持ちで
ちゃんと叶えることができました。

本当にありがたいことでした。

それから1年半。今年もまた
「第2回 いのちのコンサート」を
開催することになりました。

今年も コンサート収益は、
全額「社会福祉法人 関西いのちの電話」に
寄附をします。

いのちの電話は、昨今、相談員不足の問題や、
寄附で運営されている団体のため、
年々存続が危ぶまれています。

「最後の砦」

誰にも言えない苦しい胸の内を話せる場所。
そのひとつが、いのちの電話なのだとしたら
絶対になくなってはいけない。

そのために 
お金が必要であることは 
変えようのない事実で。

だから 寄附が、
コンサートの目的のひとつである、
ということは 否定しません。

たくさんの方に足を運んでいただいて
少しでもたくさんの寄附をしたいと
考えています。

たけど 
その活動や、想いや、意識が お金以上のものになって、あらゆることに派生して 
良い空気が 広がっていく、
ということは、真の目的です。

だから 今年も じっくりと
いのちと向き合う時間のはじまりです。

tenのコメンテーターの方が
おっしゃってくださっていた 
「電話、ということに近付けないひとも
こういうイベントなどを通して
思いがけず、思い直したりするきっかけは 
多いに越したことはない」

いのちのコンサートが 
そのひとつになるまで 
続けていけたらと思っています。

たくさんの方々が足を運んで下さる事を 
願っています。

皆さまのお越しを 
心からお待ちしております。

いのちのコンサート 
実行委員長 勝見智子