素人寄席・天満天神の会ブログ

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大阪天満繁昌亭の落語家入門講座受講生の有志によって平成20年9月に結成した素人落語家集団です。

お年寄りや身体のご不自由な方、気軽に寄席に行けない方々に、笑っていただければ幸いです。お気軽に声をおかけ下さい。

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今回は、演者を含め会員18名が参加し盛大に開催されました。秋晴れの晴天に恵まれ160名のお客様にお越しいただき、「つき日」のアナウンスに続き、酔千会長の口上でスタートしました。

 

 

●出演者と演目

 

 

天満家うつぼ「たいこ腹」

いつものように「大きな声ですが聞こえますか?」と呼びかけ
「近くの『住道中学』の出身で、同窓生の方はいらっしゃいますか?」と声かけたが反応なく、意気消沈。鍼を打たれる「太鼓持ちシゲ」のうろたえ振りを熱演。

 

 

天神亭縁花 「星野屋」

都々逸でお客様の気を引き付けて、薄緑の着物も舞台に映えてお手掛けさんの雰囲気がよく出ていました。はめものの三味線にものり熱演。

 

 

天神亭神山「鴻池の犬」

毎回、演者が代わり演じる「鴻池の犬」でしたが、「ワンワン詐欺」や「ソフトバンクのお父さんより前から犬はしゃべってました」などの工夫で笑わせました。

 

 

八軒家たし歌「くっしゃみ講釈」

中入り後でしたが、小ネタのオンパレードでお客様をつかみ、講釈師のくしゃみが段々とエスカレートしていくところはさすが。(「小圓」姉さんの張り扇を使わせていただいたので、講釈がすらすらと出ました)

 

 

大川亭美凛「佐々木裁き」

お奉行さんを怖がることもなく、横に座って対等に話す「四郎吉」を可愛く、しっかりとした子供で熱演。

 

 

天神亭酔千「壺算」

大トリは酔千会長、地元の噺家とあって毎回の贔屓筋も沢山来られ、風邪気味の喉を気にしながらの熱演でした。室内の隅に置いてある「水がめ」も紹介されたので、終演後に見て帰る方も多かったです。

 

 

 

 

 

開演時は暖かい日差しもあったのですが、じっと座っていると土間は冷えてきました。今年もお配りした「カイロ」は喜ばれました。

 

 

今回も皆様方のおかげで良い発表会になりました。次回は「鴻池新田会所寄席」も10回目となります。またのご来場をお待ちしています。

令和元年 10月5日(土)妙壽寺で開催しました。


今回は、干支の会としての最初の落語会「亥年生まれ」の巻です。当日は出演者6人の他会員12名が集まり総勢18名で実施しました。今回は、開演アナウンスを大川亭飄々が担当し、口上は天神亭岩塩が挨拶しました。

 

  

 

お茶子は「天神亭小道」「大川亭優華」とベテランが担当し、下座は天満天神社中(三味線:真ん紀、太鼓:裕次郎 鳴り物:つき日・岩塩)のメンバーで、今回より笛(天満家賢之輔)が加わりより一層生演奏に花が添えられました。今回は54名のご贔屓筋にお越しいただきました。

 

 

 

《 出演者と演目 》
天津亭 狂女 「始末の極意」

 

唯一「亥年」生まれではありませんが、亥年の新入会員で、「新人発表会」として出演となりました。新人とは誰も思わないような、落ち着いた落語でした。(初々しさもありました)

 

天満家知波々 「一目上がり」

 

愛知県支部長が久々の出演。大阪弁のアクセントが難しく、江戸落語をやってみると、自分でもよい感じだったので、今回は江戸風でやってみました。

 

天満家一軒 「月に叢雲」

 

今年の春、休養を取ったので、初めは声も通りにくかったが、「センモン学校出身」の辺りから調子を戻し大うけ。

 

( 中入り )

 

天神亭 志明 「いらちの愛宕参り」

中入り後、特技(本職)のマジックでお客様をひき付け、慌て者の行動をリアルに表し何度も笑いが絶えなかった。

 

天神亭つき日「太鼓腹」

太鼓持ちの調子の良さと、断れない状況でついにお腹を突き出すところ、まさに身体をはった落語。

 

天神亭岩塩 「井戸の茶碗」

「正直な清兵衛に感心」いい噺を聞かせ貰いましたと、お客様からの一言が、落語をやっていて良かったと思える瞬間。

 

 

次回もお楽しみに。今回は演目のバランスも良く、楽しんで頂けたと思います。アンケート調査でも好評のご意見が多く、ひいき目にみても良かったと思います。出演者の皆様お疲れ様でした。実行委員の皆様お手伝いありがとうございました。

 

次回、第22回定期発表会は11月3日(日)の鴻池新田会所寄席です。皆様、宜しくお願い致します。     

(記:天満家 賢之輔)