夏休み明け、豊洲市場&築地場外市場に仕入れに行ってきました
連休前の8月後半数日は台風の接近で魚介類の入荷が少なかったり、お天気が不安定だったりしたので、仕入れは信頼する仲買さんに任せて市場には行かず全て配達してもらっていたので、ずいぶん久しぶりの市場だったように感じましたね
とはいえ10日ぶりとかですけど…
毎日とは言わないまでも、しょっちゅう行っていると1~2回あるいは2~3回市場行きを休むと、だいぶ間が空いてしまった気がしてしまうんですよね
たぶん仲買さん達からしたら、それほど間隔が空いたなんて思ってもないのかもしれませんけど、顔を会わせて「天雅さん、おはようございます」といつものように言ってもらえると、なんとなくホッとする僕であります
市場でキビキビと仕事をしている仲買さんの姿を見ると、「よし、自分も頑張らなきゃ!!」と不思議とやる気スイッチがONになるんですよね
なので、連休明けはもちろん、ちょっと疲れた時などは逆に頑張って朝起きて市場に行くと気合いが入るような気がする僕です
昨日1日かけて大仕込みをしましたが、今日は今日でまだまだ山ほどの仕込みがあります
夕方の営業に間に合うかどうか…
必死にやらなくては到底間に合わない量なので、そこは気合いを入れて臨みたいと思います
空っぽの状態からだと仕込みが完成するのにほぼ丸々2日を要する我が天雅の料理。自分で考案しているので誰にも文句は言えませんが、つくづく大変なコースだなと思ってしまいます
とはいえ、美味しく感動する料理は、良い素材に適切な手間ひまをしっかりかけることによって生み出されると信じていますから、“和食は引き算の料理”という言葉から、高級食材をそのまま出すだけのシンプル過ぎる近年の料理店の傾向には一石を投じていきたいと思っている僕であります
まだまだ残暑が厳しいとはいえ、少しずつですが朝晩を中心に秋らしさもちらほら見え隠れしてきています
素材はもちろんのこと、料理の味わい、彩り、器に至るまで、季節の移り変わりを表現しつつ食の楽しみを皆様にお届けできるよう、きちんと丁寧に料理と向き合っていきたいと思います
さて、僕は1年を上半期下半期などではなく、年明けから夏休み前までを前半戦。夏休み明けから年末までを後半戦と考えて年間のスケジュールを立てています。
そういう意味では後半戦は4ヶ月しかありませんが、いろんな意味で濃密な4ヶ月になるんじゃないですかね
今日から後半戦スタート
ご来店くださるお客様をしっかりと心しておもてなししていきたいと思います