お久しぶりです。


お兄ちゃんの保育園の運動会も終わり、だいぶ涼しくなってきました。


運動会は場所取りからスタートして、ビデオ・カメラ撮影など

父親としての最低限度の働きはしたと思っています。


弟くんは1歳7か月となり、ますます元気に走り回り

言葉の数も増えて2語文らしきことも話すようになっています。


お兄ちゃんの影響でテレビのヒーローもののマネをしているのは

よいことなのかはわかりませんが・・・。


ブログの更新はしていなかったのですが、

ありがたいことに2009年に書いたRSウイルスの記事(懐かしい・・・)

が役にたったとコメントをもらいました。


RSウイルス豆知識①


RSウイルス豆知識②



2009年の記事ですので、少し内容も修正しないといけない部分があります。

そのため少し修正をくわえました。


読んだことのある人のために、修正点だけ示します。


【修正点】

RSウイルス迅速検査の保険適応について

記事を書いた頃は入院患者のみだったのですが、


現在は入院患者さん以外に、一部の患者さんは外来でも保険適応となりました。

一部の患者さんとは下記のいずれかを満たす患者さんです。

1歳未満の乳児

35週未満の早産児(ただし在胎28週以下でRSウイルス流行時期に生後12か月以下、

在胎29~35週で流行時期に生後6か月以下という条件があります)

先天性心疾患や慢性肺疾患をもつ児(ただし、流行時期に生後24か月以下など条件あり。)


②と③は、RSウイルスの重症化を防ぐための

抗RSウイルス抗体の注射薬(シナジス)の保険適応と同じです。

(基本的にシナジスは②または③を満たす児にしか使えません。)


結局①~③はRSウイルスに感染すると重症化しやすい子どもたちなので

迅速検査で早めにRSウイルスの感染を確認することもOKにしようということでしょうね。


まあ、RSウイルス迅速検査については、陽性にでればほぼ間違いないのですが

陰性でも感染を否定できるわけではないことが報告されています。


そのため、RSウイルスが流行している時期に、

上記の重症化しやすい児にRSウイルス感染を疑わせるような症状がでたときには、

検査が陰性でも、経過を注意深く観察する必要があると思います。



ここまでが修正点です。

RSウイルスが流行している地域もあるようですが

僕の勤務している地域ではまだ流行は認めていません。


先週ぐらいからマイコプラズマが流行してきていると思っていましたが

本日は疑わしい患者さんが多く受診していました。


感染して家にもちかえらないように、マスク・手洗い・うがいはしっかりしときます!

(当たり前のことですけどね・・・)


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休日にママが仕事のときには、パパのみの育児になります。


こういうときは、危機予測など行い管理しつつ、

食事、排泄などの世話、時間をみつけて掃除・洗濯、

かつ息子2人が満足いく時間を過ごす

という難度の高い育児が要求されます。


こういう日は休日だけど疲弊しますね。


平日にお世話になっている保育園の先生や

普段、家事&育児している他のママさんたちの大変さを痛感します。


息子が2人になって、4歳と1歳で別々に歩き・走るようになってきて

これから、さらに活動範囲がひろがると、どうなるのか心配です。


写真はヒーローショーにいったときです。

お兄ちゃんは、いつも握手会は恥ずかしがって

握手しないのですが、この日はがんばりました(^O^)


もちろん、弟くんもいます。

弟くんはショーの途中に泣きそうになって、僕はそっちにハラハラしてました。


自分の親が、夏休みなど学校が休みの日に

子どもが家にいると、休日のほうが疲れると言っていたのが、少しわかってきました。


小児科医としてだけでなく、パパとしてもがんばっていこうと思います。



パパは小児科医。

おはようございます。ワクチン関連でもう一つお話しようかな。

あっ、今ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンなど

多くのワクチンを接種している赤ちゃんではなく、

うちの4歳の息子のような少しお兄ちゃんになった子どもさんについての話です。

 

今では定期接種になったヒブワクチンや肺炎球菌ワクチン。

接種率アップによって乳幼児の細菌性髄膜炎は確かに減少しました。

しかし、それぞれの自治体で公費助成が開始される前:

つまり無料接種になる前で、この2つのワクチン接種をしていなかった子どもさんは

ヒブ(インフルエンザ菌b型)や肺炎球菌の細菌性髄膜炎になるリスクがあります。

もちろん細菌性髄膜炎以外にも菌血症などのリスクもあります。

(僕の働いている県では2009年から無料となっていました)


つまり僕の働いている地域であれば2009年頃が無料になる移行期なので

その頃に生まれて今は3~4歳になっている子どもさんがこの話のメインです。


3歳以上になっても細菌性髄膜炎や菌血症になる可能性はあります。


実際、ヒブワクチン接種していない3歳以上の子どもさんが

ヒブの細菌性髄膜炎になった報告を先日きいたばかりです。


近頃ヒブの髄膜炎はみなくなっていたので本当にビックリでした。


定期接種になってからは接種もれはないと思うので

有料と無料の移行期だった子どもさんは接種しているかチェックしてみてください。


ヒブワクチンは5歳未満は無料(1歳以上は1回で接種完了)で、

肺炎球菌は1回も接種していないのであれば9歳11か月までは無料

だったと思います(2歳以上は1回で接種完了)。


やっぱり、つい最近、3歳以上のヒブワクチン未接種児が

ヒブによる髄膜炎になったという報告をきいたばかりなので


もしも5歳未満(特に3~4歳)でヒブワクチンを

1度も接種していない場合は絶対接種したほうがよいです!

っと強調しておこうと思います。


もちろん、このブログを読んでいるような保護者の方は

予防接種の意識も高いので接種していないということはないと思うので、

その場合はお友達との話でそれとなく話題にしてみてください。